空のむこうにみえたもの
美空:misora



 “Future every day”

これまで歩いてきた路をふと振り返る
けして平坦な路ではなかった・・・
一人で歩いた路、これから一人で歩いていく路
誰かと歩いた路、これから誰かと歩いていく路
山があり、谷があり、時には大きな川に出くわしたり...
そして大きな海へと辿り着いた
波間に揺れるボートに乗って漕ぎ出した
大きな波もなく静かに揺れる
時には船を下り海の中で泳ぐこともいいだろう
岸から岸を泳ぎきるもよし、ただ浮かぶだけでもよし
仮に沈んだとしても底まで沈むことはない
めまぐるしく変化する海底のことを知るよしもない
海と言う永遠に変わることのないその中で海底だけが変化する
山を造り出し、谷を造り、浅瀬や海溝をも造る
来るべくしてここへ着たのだろうか?
これまでの路は全て海へと繋がっていたのだろうか?
日が照れば乾き、雨が降れば流され、風が吹けば飛ばされてきた
それさえも全てが大きな自然の中での決まりごとなのか?

これからも海の傍で生きよう
そしていつか雨となって降り注ごう

2001年02月25日(日)
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