鍵をかけない部屋
見てしまうのですね。。。

2004年06月11日(金) さいごの里帰り

のつもりで実家へ行ってきました。
最後なんてことは絶対ないけど、当分は帰らないつもりで帰った。

今までの里帰りはいつもどこか後ろめたくて居心地が悪かった。
私は東京で一人暮らしをして仕事をして、好きな人や友達に恵まれて、
だから私は東京にしか居られないと思ってたし。

けど今回は、どうしてか帰りたくなくなった。

さくらんぼで大忙しの時期だったから私も手伝って、
普段と違った空気の流れがよかったのかもしれない。

体だけで感じる田舎の忙しさの方が、何倍も実家と向き合えたかもしれない。

2年ぶりに友達と会ったりして、懐かしい話で盛り上がったり、
清里までドライブしたり、
高校がめちゃめちゃ綺麗になってて羨ましかったり。
中学の時のホッケー部先輩が、今年ホッケーで
アテネ行きが決まったという朗報があったり。

変化とか懐かしさとかがぐるぐる回って、色んな事に新鮮になった。
こんなに生き生きとしている土地に生まれながら、
どうして離れて行くのだろうかと疑問になった。


仲良しの親戚の女の子に会いに行った。
高2の彼女は、いろんなことに疲れ果てて寝ていた。
外で張り詰めていい子を演じ、家では爆発タイプのその子は過去の私そっくり。
自分でもよく分かってるけど、何年も定着した自分を崩すほど怖い事はなく、
このままの状況が続くのかということにうんざりしてる。
 
だから私がそうしたように彼女も東京に出たいようなのだけど、
今の私を考えればお勧めできなくて。
でも一度家を出て自分の時間を持つ事は、自分を知る絶対いい機会だと思うし。
私は他人事に思えないまま彼女のその時期を待っている。


いろんなことを考えて、今回は実家にもっといたかったけど、
東京にもいろんな約束もあって、帰らざるおえない感じだった。
母が「帰らないでよ」って言った時は負けそうになった。



今の私には彼が必要。
だから彼がいなかったらもうとっくに帰っていたかもしれない。


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