のつもりで実家へ行ってきました。 最後なんてことは絶対ないけど、当分は帰らないつもりで帰った。
今までの里帰りはいつもどこか後ろめたくて居心地が悪かった。 私は東京で一人暮らしをして仕事をして、好きな人や友達に恵まれて、 だから私は東京にしか居られないと思ってたし。
けど今回は、どうしてか帰りたくなくなった。
さくらんぼで大忙しの時期だったから私も手伝って、 普段と違った空気の流れがよかったのかもしれない。
体だけで感じる田舎の忙しさの方が、何倍も実家と向き合えたかもしれない。
2年ぶりに友達と会ったりして、懐かしい話で盛り上がったり、 清里までドライブしたり、 高校がめちゃめちゃ綺麗になってて羨ましかったり。 中学の時のホッケー部先輩が、今年ホッケーで アテネ行きが決まったという朗報があったり。
変化とか懐かしさとかがぐるぐる回って、色んな事に新鮮になった。 こんなに生き生きとしている土地に生まれながら、 どうして離れて行くのだろうかと疑問になった。
仲良しの親戚の女の子に会いに行った。 高2の彼女は、いろんなことに疲れ果てて寝ていた。 外で張り詰めていい子を演じ、家では爆発タイプのその子は過去の私そっくり。 自分でもよく分かってるけど、何年も定着した自分を崩すほど怖い事はなく、 このままの状況が続くのかということにうんざりしてる。 だから私がそうしたように彼女も東京に出たいようなのだけど、 今の私を考えればお勧めできなくて。 でも一度家を出て自分の時間を持つ事は、自分を知る絶対いい機会だと思うし。 私は他人事に思えないまま彼女のその時期を待っている。
いろんなことを考えて、今回は実家にもっといたかったけど、 東京にもいろんな約束もあって、帰らざるおえない感じだった。 母が「帰らないでよ」って言った時は負けそうになった。
今の私には彼が必要。 だから彼がいなかったらもうとっくに帰っていたかもしれない。
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