いい意味で。
絵、というか壁画に憧れて、 きのう私はその会社の養成所見学に行ったんだけど。
もう、アートセラピーのような世界だった。 思ってた世界より何十倍も大変そうだったけど、何十倍も感化された。
夜に不良が溜まる怖い地下道を動物園みたいにしてしまったら 子供に大人気になったとか。 不況のレストランを丸ごとお洒落に変えてしまったら、大繁盛したとか。
そこは環境問題が第一にあって。 絵にはストーリーがあったり、 今にも飛び出てくるように見える仕掛けがあったりと、ディズニーの細かさに等しい。 というか、ディズニーも手掛けてる会社だったんだが(飛) 私まさにずっとあそこの壁画やってみたかったんだよなぁ〜
私意外にもうひとり見学者がいたんだけど、 2人のために社長じきじきにまず車で作品を見て回って。
近所にいっぱい作品とか造型とか(オブジェ関係もトータルしてやってる会社) 実際に塾生さんたちの頑張ってる現場へも行って、見ながら解説を聞いて。 2〜3時間かけて沢山回って、帰ったら今度は社長の、会社説明会。
本気でこの世界に入るのならば、全てをわかってほしいと思ったんだろう。 汗だくで私達に夢やビジネス展開の計画まで話してくれる社長のパワーは凄かった。 「想像力」っていうのは、実は老いてくほうが増すんだってさ。
デジタル化して、今や同じような職種を目指して溢れてる 美大や美専卒の人間の、せっかく貯えたアナログな力を活かせる場所を作りたかったし、 そう思ってても誰もやれない、それをやっただけなんだと。 ただしアートではない、画家でもない、れっきとした職人。 若い人間にもどんどん新しいビジネスを作ってってほしいと。
私達の作品もよく見てくれたけど、批評はなかった。 多分いいも悪いも、ないんだろうな。 やる気とかパワーとか、そういう世界なんだもの。
私やったことない造形もあるのにやりたいと思っちゃった。 体力と精神力勝負だし超大変そうだけど やらなきゃ後悔しそうーって思った。 迷いも、もうあまりない。
「本気でやると決めた事があるならば犠牲は必ず伴う」と社長も言ってたけど、 私の犠牲が、例え彼とあまり会えなくなってしまうとしても?
私は、できるのかな?
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