ドモンの日記

2004年10月30日(土) まるでダメな子

お疲れ様です。ドモンです。

空手の稽古で先週と今日と二週続けて「度胸試し」なる練習をしております。

名前は「度胸試し」と可愛らしいのですが、中身は空恐ろしい特訓です。
ある意味、Yみたいなもんです。

どう言った練習かと言うと。6畳の間に限定し、その外側を練習生で壁を作り、逃げ場のない状態で組み手をさせるんですね。
時間は1分少々とかなり短いんですが、これが組み手の相手に力の差があると

大変な事になる。

まあ、相手よりも強い場合は比較的楽ですが、1分間殴ったり蹴ったりし続けなければなりません。よって、結構体力を消耗します。

相手よりも弱い場合。

コレは単純に

悲劇です。

それ以外の何物でもありません。

1分間という極めて短い時間が「無限地獄」に早代わり。

一歩的に殴られ、蹴られるという絶対的な恐怖に支配されます。

その中で恐怖に打ち勝ち、一歩前へ出る心を養って欲しいと思う為の涙の特訓です。

組み手で前へ出るという事は、技を出す以前の究極奥義に近いものと信じていますし、結果的に間合いを潰す事により相手の攻撃をいち早く殺してしまうことにもつながります。

これははっきり言って、練習生達がオレのことを信用しているかいないかに関わる練習でもあります。

オレのことを信用していれば、来週も練習に参加するでしょう。

そうでない場合は

ハイ、サヨナラ

よしんば練習に参加しても、オレの練習方法に疑問を抱いたままでは上達するすべはありません。





まあ、そんな練習ですが

逃げ場がないって分かってるのに逃げちゃう子がいるんですね。

練習の意図を全く理解していないんですな。

中学校三年生ですが

もう、何年練習しても全く上達しないんですな。

つまり、指導者の言うことを全く聞いていない。

思考回路は幼稚園児以下、いえ、乳児以下です。

困りました。

何が困るって

他の子に悪影響を及ぼしちゃう。

ってか、小さい子の親が不安になっちゃいます。

「うちの子、中学校三年生になっても、あんなのにしかならないのかしらん・・・」

まあ、困ることもないんですがね。

会費さえ払ってもらえばいてもらってもいいんですがね。

ただ苦しいと思うんですよ、何にも考えずに何にも聞かずにやり続けるってーのは。

会の中で、その子の居場所すらも正直ありませんがな〜。

まあ、このまま何も考えず、誰の言うことも聞かずに、それでも空手の練習に、
とーっても無益な無益な練習に
来るってーんなら、こっちも考えがあります。

って、とっておきの居場所をご用意させていただきます。

「人間サンドバッグ」

やっぱ、生身の人間に限るっしょっ!!

殴ったり蹴ったりするのは!!
























それが嫌なら逃げずに前に出ろっ!!


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