michiyonのしあわせ探し
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5月12日は「母の日」ですね。
一年に一度、みんなが お母さんに感謝をあらわす日。
今年も街には色とりどりのカーネーションがあふれていました。
幼い頃、弟と2人、母の日のカーネーションを買うために 初めてお花屋さんに行った時のことです。
お店の人に
「赤いカーネーションと白いカーネーションのどちらがほしいの?」
と尋ねられました。
白いカーネーションもきれい… どちらかに決められなかった私は すかさず「両方」と答えました。
するとお店の人はとっても困った顔になり、こう教えてくれました。
「白いカーネーションはお母さんが天国に行ってしまった人がお墓に供えるための お花なのよ。」
そんなこと、な〜んにも知らなかった私は すごいショックを受けてしまいました。
天国のおかあさん…。 お墓に供える花…。
幼い私にはよほどショックだったのでしょう。
その時のことだけは鮮明に覚えています。
だって おかあさんが天国に行くなんて考えてもみなかったし 考えただけで悲しくなったからです。
その頃は(どの頃だって?)カーネーションといえば ほとんど赤しかなかったのですが、 今では、ピンク、オレンジ、クリーム色、と色とりどりのカーネーションが並んでいて、 選ぶのにとっても迷ってしまいます。
でも、いつもその時のことを思い出してしまって、どうしても白っぽい色のカーネーションを 買う気にはなれません。
子供の頃ってちょっとしたことがショックで、ずっとずっと覚えているものなのですね。
今年、主人の母に送ったお花です。
【花材】 スプレーバラ(サクラ)、シャクヤク(ルーズベルト)、ガーベラ スプレーカーネーション(ライヤルグリーン)、ベルモーサ ブプレリウム
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