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付き合って今年で9年目になる、私とヨウ。
2年同棲後3年前より遠距離恋愛・・・戸惑う毎日です。

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→ 休日。 2000年11月19日(日)

今週ヨウにとってたった1度の休日の日曜日。
今日は先週からヨウのお願いがあって、最初に仕事で建ててる家の見学に
午前中から行く予定だったのに、やっぱりお互いの肌のぬくもりを感じては
布団の心地よさからも抜けられない自分達は・・・思いっきり寝過ごして
時計を見ると、もうすでに11時を過ぎている。
慌てて起きて、急いで準備して、出発。

彼が図面をひいて建ててる家まではちょっとしたドライブ。
片道20分ぐらいかな?
天気はイマイチすぐれないけど、今日は行きたいところがたくさんあって
私の中でウキウキデート気分だったんだけど・・・
ヨウは「ちょっと待ってて」と車を停めてから図面片手に建築中の家へ。
ダッシュボードから取り出したミニ裁縫セット用のハサミを使って
気になってた枝毛を排除してて、10分。
落ちた髪を外に払い、
後ろにあったクッションを枕にボウッとしてて、20分。
やってたラジオ番組が終わってしまい、
イマイチノリの悪い番組に変わって、30分。
ヨウはそこの家のオバサンと何やら話をしてる様子は見えるも
全然終わりそうもないようで、
家の周りをグルグルウロウロ歩いてるのが見えた。
何もする事が無い自分は、
ずっと車の助手席でウダウダしてると疲れてしまって
心の中のその空虚感が、だんだんイライラに変化してくのがわかったけど
自分で抑えられなくなって、
外の空気を吸おうと思いっきりドアを開けて外に出た。
背伸びをしながら振り返ると、
家の概観をオバサンと並んで見てるヨウの姿を発見。
そして目が合ってしまう。
ヤバイ、と思うと同時に軽く会釈をするオバサンに私も会釈。
そしてその様子を見た時に困ってるヨウの顔も目に入ってくる。
それを見た時に、
私はヨウが私と一緒に見に来てる、という事を言ってない事を知る。

カチン、と来てしまった。
30分待った、という事に怒ったんじゃない。
一人で来たわけじゃないのに、
一応私が待ってるという事実があるというのに
彼はクライアントであるオバサンの話を最優先していたわけだ。
それが悔しかった。スゴイ大きな意味でのヤキモチ。
クライアントでもなんでも、今日は休日。二人の時間である日曜日なハズ。
だから一言「彼女」となんて言わなくてもいい、
「一人じゃなく友人と来てるんで」と断っててくれれば良かったのに。

「ゴメン、遅くなった」と言いながらヨウが車に戻ってきた時には
私の心の中は不機嫌色1色で塗り固められてて、普通に対応なんて出来なかった。
「遅すぎ。あのオバサンに私の事言ってないでしょ?」
怒りの声に気付いたヨウは、当然不思議顔。
たった30分ちょっと待たせただけだと思ってるからね、当人は。

まぁ、今こうやって日記を書いてる自分は冷静なので
自分自身、どうしてあの時あんなにヨウにイライラをぶつけたのか謎なぐらいで(苦笑)

でも、あの時の私は次々と自分の中の不満をぶつけてしまう。
こうなるとヨウも怒る。口数が減る。減る、というか無くなる。
ぼそっと「俺は30分も自分の時間をもらえないのか」と呟く限りで。
・・・違うの。そのことに怒ってるんじゃないの。
30分しか待ってないよ。そうじゃなくて!
そこをわかってくれていない彼にますます自分のイライラは募る。悪循環。
だって二人で過ごす時間でしょ?と抗議するも
「今は一人の時間がいい」と前を向いたまま。

それでも、昨日から「見に行こうね」といってたんで
彼は何も言わずにモデムを見に、とある家電屋さんに車は着く。
その間、ヨウは一言も発せず。車内はずっと重い空気のままで。
車が停まっても動かない私に、
やっとヨウから「見に行かないの?」と声をかけられるも、
「今はヨウ一人の時間なんでしょ?」と私もカワイくない返事。
そんな私の答えを背に「そう。じゃあ、俺は行くから」とハードにドアを閉めて
ヨウは一人でサッサと先を行く。私は車内で後悔の嵐。

時計をチラッと見て。私は車内に一人で5分も居られなかった(苦笑)
耐えられない。こんな嫌な時間。楽しいはずの日曜日なんだし。
いつも自分からキッカケを作らないと・・・。
ヨウは子供みたいなところがあるから、
なかなか寛容に「馬鹿だな。カオリは」って包んでくれれば良い時に
意地を張って突き飛ばしてしまう男だから(笑)
イヤ、自分も充分子供なせいで、
こんなふうに嫌な空気にさせてしまった事は重々承知よ(自爆)

店の中でヨウの姿を見つけてツカツカ歩み寄る。
「もう、2時」まだ怒った口調でヨウに言う。
ヨウもこわばった表情のまま「だから?」と言う。
でも、負けない。私は一生懸命笑って言う。
「ヨウ一人の時間は2時でオシマイ!これからは二人の時間だからね」って。
固まってたヨウの顔の表情が緩んだのが分った。
「お、おう」よわよわしくも返事するヨウに
「私ももう一人の時間じゃつまんないや」ってため息交じりに言う。
「二人の方が楽しいもん」・・・言って自分でホッとする。素直に言えた。
「・・・俺も。二人の方が楽しい」そう言ったヨウは笑顔だった。

そして。
「・・・ヨウ・・・もしかして泣いてない?」と突っ込む私。
慌てて目を擦るヨウに、私はもっと突っ込む。
だって、少しだけどウルウルしてるんだよ〜、店の中で。
「泣いてないよ!」と言うも、あれは潤んでたね、なぜか。
そのまま「メモリあった?」と話を逸らすも、それもハズレ。
探してるのはメモリじゃなくてモデムだもん(笑)
慌ててるヨウの心が手に取るようでした。

あとから
「なんか、あの時は嬉しくて。ホッとしたんで、なんかキた」とヨウ談。
・・・やっぱり泣いてたんじゃん(笑)




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