きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 血は争えない

本日の担当:SHY

 kinaも書いているが、幼稚園の個人面談に行った。



 先生と話しをしてだいたいわかったこと。
 Sizは外面がいい。
 先生が褒めてくれるくらい、家でもいい子でいて下さいと思ってしまう。
 誰に似たのかと考えて、幼い頃の自分に思い当たってしまうのが嫌だ。
 そう、Sizはやはり私とkinaの娘なのだ。



 先生が言う。
 「一輪車は乗れなくて、あまり興味も持っていないようです」と。
 私が言う。
 「あ、プライド高いので失敗しそうなことはやりたがらないです」と。
 そういうところを構わずにやらせるのが、私やkina、そして先生の仕事なのだ。
 誰に似たのかと考えて、kinaだとすぐに思い当たった。
 「妻に似たんだと思います。失敗しそうな料理はしませんし」
 「私のことはいいから」

 ...おかしな夫婦だと思われているだろう。



 全ての話しを終えて退出するときに、どうぞよろしくお願いしますと私達は深々と頭を下げた。
 教室を出るところまで先生が一緒に歩きながら言った。
 「お父さんも来ていただいて...いいですね、お休みですか?」

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 反応を楽しむのと、これ以上変わり者と思われるのを天秤にかけたのだった。

2004年06月17日(木)
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