きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 運動会

本日の担当:SHY

 Sizの生まれて初めての運動会。
 本当は9日だったものの、台風直撃。
 どうなることかと心配したが、何とか順延で済んだ。



 朝7:25に家を出る。
 出たところで、道に迷っている風の人に出くわした。
 彼の手にしっかりと握られているのはレジャーシート。
 私が手にした袋の中に入っているのもレジャーシート。
 彼の目が私の袋に落ち、そして輝いた。
 だが目を合わせようともせず、口もきこうとしない。
 それでいて、足音がすぐ背後まで小走りに近づいてきて、それは私と同じスピードになった。
 運動会の朝は、水先案内人で始まった。
 普段幼稚園に来ないお父さんは、勝手がわからずに大変なのだろうけれど。



 さて、肝心のSizは私達の心配をよそに、運動会を楽しみ、そして同時に練習の成果を存分に発揮した。
 かけっこで3番だったものの、実力通りとその結果を素直によろこび。
 お遊戯でも大きな失敗なく、全員で拍手喝采を浴び。
 カードめくり(昨年までは玉入れだったらしいが)では、2回戦をともに勝ち。
 私と一緒に参加した競技では「失敗しちゃったね」と、無邪気に笑い。
 最後は全員に金メダルがプレゼントされ、それにとても感動したようだった。
 私はこの手の行事が好きな子供ではなかったので、Sizには楽しんでもらいたいと思うのだ。
 「うんどうかいのビデオみようよ」
 繰り返し言うSizのためにビデオの編集もする必要があるかなぁ、とそんなことも考える。

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2004年10月10日(日)
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