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■ 夜空の星
久しぶりに帰った実家の夜空は、 びっくりするほどきらきらしていた。
下宿先の方が夜空が綺麗だとばかり思っていたが、 夜空いっぱいに散らばるようにはっきり瞬く実家の星に、 言葉を失った。
こんなにも、綺麗だったんだ。
こんな夜空を見たのは、いつぶりだろう。
自分が属するものは全てたいしたことがないと考えていた自分を、 恥じた。
会う人の居ない、電気も水道もガスも通っていない、特に何も無いこの家に帰ってきても大して意味は無いと思っていた。 けれど、ああ、 私はこの場所に家族と居場所ばかりを見てきたから、 夜空の星の輝きや 近くの竹林の美しさや 日々を営む人々なんかを じっくり見ずに過ごしてきていたのだ
ひとつひとつ、見つけていこう 帰ってくるごとに、大切な宝物を見つけるかのように 私の住んでいたところを、 丁寧にアルバムをめくっていくように そっとなぞっていくように ひとつひとつ
2005年12月03日(土)
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