 |
 |
■■■
■■
■ 存在や事象の居場所
平面に広げた地図には真ん中があり、 自国が中心に据えられていたりするが、 球体の地球において「真ん中の国」などというものは存在しない。
また、 地球はこの銀河系のためにいるわけではないし、 この銀河系の中心でもない。
この世界は決して私達のためにあるわけではなくて、 私達は世界に存在してるだけである。 ただの一員であり、その一員に区切りなどつけれよう筈もない。
これは、お互いの価値が同等だと無理矢理じみて声高に叫んでいるのではなくて、 ヨコやタテでものを見るということに注目する事自体が、既にそれに囚われているわけで。 そうではなくて、 自分達を中心にすべてのものごとが存在するのではなくて、 本当は、ただ自分達はそこに居るだけなのだと。 それ以上でもそれ以下でもないと思う、だけの話だ。
意味づけや価値づけをするには全て、理由や思惑・望みが絡んでいる。 そういうのを全部とっぱらったら、 そこにあるのは何のてらいもない、ただシンプルな存在や現象であり、 私はそれこそが、それだけで、それゆえに、 だいじなんじゃないかと思っている。 それを見落としたくないと、忘れたくないと思っている。
2007年05月01日(火)
|
|
 |