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■ 「ありがとうございました」
必死に少しでも笑顔を作ろうとして、
震える声をなだめて、
もう泣いているのに、
それでも、「ありがとうございます」 と―――。
どうして、どうしてお礼なんて。
結局、生きてなければ、、
ほんとうはさ、おかあさんたちは、こんな「ありがとうございます」を言って、お子さんと一緒に故郷に帰るつもりなんかなかったはずなんだ。
こんな、「ありがとうございます」を、言うはずなんかじゃなかった。
ああでもこの「ありがとうございます」は、最後に受け取らなくてはいけないもので。
それには、「すみませんでした」すら、言ってはいけない。
2011年10月27日(木)
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