(副題:読書を考える)
本を手に取ることは ある種恋愛
例えば装飾や帯で 例えば作家で 新聞や雑誌の広告で 友人の紹介 云々 そういった運命的な「出会い」があって 手に取る本
話してみたらいいやつだった みたいに 読んでみないとわかんない そして 読み進むうちにベタ惚れになったり きらいになったり 距離をおいてみたらたいしたことなかったり 歳を重ねるにつれ良さがわかったり
「本は変わらない 本であるかぎり変われない」? …いや 違う 読み手が変わる(成長する)なら 本の中身も変わる(成長する)
本に触れることは著者に触れることであり (つまり他者と対峙することであり) それを通じて自分と向き合うこと
と以前の日記に書いたのだけれども 作者の思考→言葉(文字) として本になって 言葉(文字)→読み手の思考 として受け取るわけで 向き合う自分がどこか変わってるなら 本の捉え方も変わる 勿論本の『本質』みたいなものは変わらないけど 書かれたものをどう捉えるかは 読み手次第
とか考えてみる雨の夜
(本との出会いだって一夏の恋愛があれば 百年の恋愛もある…かもね)
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