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■ 優しく枯れたい。
「身体の声に忠実で、そういう声と仲良しな人。」 と、友人Tに言われちょっと喜んだ椿です。こんにちわ。
ついでに子育ても動物っぽい・・・とつぶやかれて、それはどうなの?とちょっと思ったけどまあいいとしよう。 前回書いた【レスポンスする身体】に続いて、
『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』 三砂ちづる著
を読みました。 電車の中で読んでいるとちょっと隠したくなるタイトルですが(笑) じっくり感想をまとめる間もなく、紹介しますがとても面白かったです。 ちょっとそれは乱暴な・・・と思ってしまうような箇所もありましたし、 性を動物的に捉えるのが好きではないので全体的にご意見に賛成はしませんけど、 それを差し引いても驚いたり感心したり、面白かったですね。 ポイントでヒットする感じでしょうか。部分的に共感するところがありました。
多くの困難を乗り越え女性性を充分に生かし生きてきたおばあちゃんは「穏やかに枯れている」という話、なるほどと唸りました。
軽くショッキングだったのが、
月経血コントロールの話。 3世代くらい上の女性(100歳くらいの方々)には、生理の血を尿のようにためてトイレでまとめて出すことが出来たと。 びっくりでしょう? とある筋肉が発達していて、これでコントロールしていたのですって。
オマケに、月経時には綿花を丸めて膣の入り口にちょこっとつめていただけなので、当時の女性は着物で下着もつけていなかったため、 たまに道端に落っこちていたらしいですよ?!その頃子供だった人に聞くと
「そういえば道に梅干のようなものが落ちていたのを覚えている」って・・・。 あぁ、びっくり。びっくり。
たった3世代くらいで退化してしまう体。
そういえば、皆さん足の小指だけをシャキシャキと動かせるでしょうか。 毎日靴にぎゅうぎゅうと押さえこまれて足の指自体が鈍感になっている現代人ですが、 それが小指だけと限定されると益々動かせる人率は減るのではないでしょうか。使わないと退化してしまう。
余談ですが、 息子がまだ首もすわらぬ赤ん坊だった頃、抱っこして玄関のドアを開けようと鍵を出したらうっかり落としてしまった。 両腕に買い物袋を提げ両手は赤ん坊を抱えている。しゃがむの大変。 思わず靴を脱いで足の指で鍵を掴んでサルのようにバレリーナのように足を上げ自分の手に鍵を渡す私。 我ながら鮮やか!と満足した体験があります。(くだらん)
話はそれましたが、この三砂ちづるさんの
「着物とからだ」のコラムを読みました。
私は残念ながらまだきものを着る習慣はないのだけれど、 前にこれを書いたこともあって、 また考えてしまった。 だって本来はブラジャーって必要ないと思っていたのだもの。レオタードを着るときもブラジャーをしていると邪魔だし、 乳をあげるときも邪魔だった。肋骨が出ているので痛いこともあったしね。 だからフリーにしていたら・・・・肉が流れたのだよ(笑) そしてやっと素敵ブラを見つけたというのに。 どうすりゃいいのだ。
いやしかし!私、また鍛えますから(決意) 身体の芯をつくるんだ。オー!(ひっそりと燃えている)
とにかく身体について考え始めると切りがないですね。 理にかなってることが多くて改めて偉大なる神秘を感じるのでありました。
2004年11月18日(木)
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