日々、腐女子的に生きているのであります。...まいまい子

 

 

リクSS塚リョ(の割には手塚が出てない)シリアス(?)2 - 2002年11月09日(土)




          『thinking own』



  何も言葉に出せなかった自分が嫌だった。
  こんなにも臆病な自分が憎かった。

 
  それから、言われた通りにグラウンドを走った。
  その間何も考えなかった―考えたくなかった。

  ただ、走った。



  部活が終った後の部室は部員たちでごったがえしていた。
 「えーちぜんっ、帰りに何か食ってかねぇ?」
  桃城は隣で着がえているリョ―マに話し掛ける。
 「・・・・・・」
  リョ―マからの返答はない。一点をボーっと見つめながら黙々と制服に着替えている。
 「・・・オイ、聞いてんのか?」
  顔を覗き込むようにして言った。人の話なんて大抵聞いているのかわからない後輩だが、明らかにいつもと様子が違う。
 「・・・あ、何スか桃先輩」
  やっと気付いたらしく、リョ―マは顔を上げた。
 「人の話を聞けよお前・・・」
  桃城は溜息をついた。
 「で、何ですか?」
 「だから、帰りに何か食わねぇ?ってこと」
  そう言われてリョ―マは少し考え込んで、
 「・・・・・・・・・今日は、いいっス」
 「・・・奢りでもか?」
  その問いに、リョ―マはこくんと頷いた。
  珍しい事もあるもんだ。
  桃城は不思議そうにリョ―マを見つめた。
  いつも俺の金をばかすか使って食ってるくせになぁ。
  一応、桃城は(パシられている)自覚があったらしい。
  桃城はリョ―マの頭の上に手を置いて、グシャグシャと乱暴に頭を撫でた。
 「・・・・・・痛いんスけど」 
  頭を回されながらリョ―マは文句を言った。
 「ま、何かあったが知らねぇが、がんばれよ?」
  桃城はただそう言った。
  別に何も聞いてこない。詮索してこない。
  「・・・ウッス」
  リョ―マは小さく返事をした。



  リョ―マは着がえて部室を出た。
  西の空にはまだ太陽が残っていた。夕日に照らされた空が、綺麗に茜色に染まっている。
  今の光は痛くなかった。
  それどころか暖かかった。
  リョ―マは目をつぶり、風を感じた。爽やかに、それでいて静かに、自分の前を通っていく。昼間は日に照らされていた木の葉が、今は風に弄ばれている。
  リョ―マは軽く伸びをして歩き出した。
  ぼんやりと考え事をしながら。
 


  怖い。
 『否定』が怖い。
  あの人に『否定』されるのが怖い。
 
  だから、逃げた。

  あの時、怖くて聞けなかった。
  聞いて、あの人はなんて答えるのだろう。
  それはどんなに自分を傷つけるのだろう。
  あの人の口からは、自分の望んでいる答えは決して出てこない。
  出てくるのは―鋭利な武器だ。
 
  それでも

  それでも、聞きたい。確かめたい。
  何も聞かず、こんなことばかり考えたくはない。
  正直、すごく怖いけど。
 
  本当は聞きたくないのだけれども。  
  逃げたいのだけれども。

  そこにある『想い』が

  『答え』を望んでいた。



  ―そう結論したのが間違いだった事に、自分はまだ気付いていなかった―
    
                                               続
 
  



今回は潔く言い訳致しません。
・・・手塚はどこよ・・・。手塚の手の字も出てきてない・・・。これは塚リョ・・・。てゆうか一歩間違えれば桃リョに・・・(滝汗)その前に、このままじゃリョ塚になりかねない・・・アワワ。なんか1に逆戻りじゃん・・・??だああああああ!!!もう嫌――!!ああああああ!!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!玖月さんごめんなさい!!訳がわかんねぇよ!しかもほとんどが王子のモノローグ・・・!!!!話進んでねぇー!てか短いYO!!
 句読点ってどこにつければいいのかわかんない・・・(オイ)小さい頃の作文見ると、どこもかしかも『、』ばっかなんだよね・・・。大丈夫かオレ・・・(手遅れ)・・・あははははあはは・・・ヒャ―ヒャッヒャッヒャッ!!!(崩壊)
 明日は美容院さ行って髪をつやつやキューティクルストレートにしてくるわ!!あはははは〜一体何万飛ぶかな・・・(涙)
 とにかく、ヘタレで大変申し訳無。月曜には玖月さんに土下座でもしとかないと・・・。
 3はいつになるか・・・(遠い目)ち、近い内には・・・(逃←オイ) 

 てゆうか中期末・・・(怯←今すぐやれ)


...




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