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2006年06月27日(火)

トング

20日に紫陽花巡り行ってきました。
写真は友達に上げる用に整理をして送ったところで力尽きたまま1週間が経っております。
取りあえずの感想は、鎌倉の寺は紫陽花特盛り状態で来年まで見なくてよいくらい満腹感。
更に、この時期は平日だろうと休日だろうと、紫陽花を見てるのか人の頭を見てるのか分からんぐらいの状態だということ。
その内ちゃんとUPしようと思います。

さて。
虫嫌いの人はこのまま閉じておくんなまし。

本来なら紫陽花日記を書くまでは日記を書くつもりなかったんだけど緊急事態発生。
本当はタイトルを「早朝決戦」としたかったんだけど、季節柄サッカーとか思われても困るしとか余計な取り越し苦労をかましてみた。

昨夜は店の後、22時頃に2号に来て貰ってDVD返却に出かけた。
集中力欠如状態故、雨の中慣れない道を6.5km自分で運転するのが怖かったので頼んだのさ。
帰りにファミレスによって食事をして。帰宅したのが午前0時半近く。
それから19時ぐらいに来やがった見積だのをこなして、ベッドに入ったのが3時過ぎ。
その時間まで窓が数センチ空いてたので閉めた。

横になってビデオを見て、そろそろ寝るかなと思った時。
なんとなーくビーズ枕の中のビーズが動くような音が左から。
ビーズ枕の一つは頭の下にあって、もう一つが頭の左にあった。
そこはかとなくする小さな小さな音に対し、気のせいだろ。と何度も思ったけど、やっぱり気のせいじゃない気がして起きた。
テレビを消音にしてみたけど、何の音も聞こえなかった。
ビーズ枕を動かして、ジャラジャラいわないように固定して再び横になった。

やっぱり近くで、そこはかとなく音がする。
気になりながらもビデオを見つづけ、途中、右の頬がなんとなくくすぐったかったので手で払った。
その後、今度はビニールのガサガサという音がしだした。
手でビニール袋をくしゃっとして離した後に、少しカシャカシャいうのと似た音。
気になるので、電気を点けて枕類を全てどかしてみた。
何もいなかった。

再び横になった。やっぱり小さくビニールの音がする気がする。
ベッド右側の棚の中にあるビニール袋が何かの原因で鳴ってるんだろうと思って、また電気を点けてビニール袋を取り出した。
何もいない。袋を丁寧に畳んで外に置き、電気を消した。
まぁ、気にしても仕方ないかということで寝る前にトイレに行く事にした。
テレビの明かりで十分見えるので、電気を点けずに部屋を出た。
戻って来た。
タバコに火を点けた。
二口目で例の虫の知らせがやってきた。

ベッドの枕側の壁を斜め上に見上げると、いつもと違う事に気付いた。
きっと、体中のうぶ毛までもが総立ちになったに違いないってくらい鳥肌。
先日、「ありえなーい」を連発する、私から見たらお前が有り得ないギャルを見た時よりも有り得ない。
細長いソイツは天井付近をニョロニョロとしてやがった。
ボールペンぐらいの長さ&太さのニョロニョロときたらアイツなんだわ。


ムカデなんだわーーーーーーー!!!!!


人間、パニックになると何をしても上手くいかないものだ。
まず、殺虫剤を探しに下の部屋に降りた。
早くしないと隠れてしまうと必死になるけれど、目に付くのは蜂用。
殺虫剤じゃぁ向かって来られるだけで捕獲に繋がらない。
目的はゴキを泡で包むスプレーだ。
ドタバタして、やっとの思いで泡スプレーを見つけて再び部屋へ戻ると。
ヤツはベッドの真上に移動してる。
失敗するとベッドの上に落ちてくる。
それどこかベッドの下に入ってしまう。
私のベッドは下が殆ど空いてないベッドさ。
雲隠れに最適さ。

上手く泡に包まれてくれという淡い期待をしてプシューっと。
プシューっと。いかない。
長いこと使ってなかったから入口が詰まってるのか出て来ないーっ
そうこうしてる内にも、ヤツはベッドに向かって降下中。
どうすりゃ良い?
あ!トング!
ムカデ用に買ったバーゲキュートング40cmがあるじゃないか!
トングどこ?PCの横にあったっけ?
すぐ使えるように側に置いておこうって思ってて・・・どこ?どこどこ?
パニクリまくり。
肌は鮫肌かっていうぐらいカチンコチンの鳥肌だし、手は震えるし。
で、結局、目の前のタンスの上でトング発見。
いざ!

この一歩がどんだけ怖いか。経験者じゃないと分かるまい。
どんだけ怖くても、行方不明になられた後の恐怖よりは、今、立ち向かう勇気だ!
右手だけ伸ばしてトング攻撃!

くわーっ!掴めねーっ!

平らな床に定規置いてトングで掴もうとしてみ?掴めないから。
まぁ、定規ほど幅は無いけど厚みは似たようなもんだから。

って、ともかく。
失敗したことによって、ベッドへの下降速度が増してしまった。
早期決着が望まれるところだけど、掴み損ねた時のヤツの体の動きで余計に皮膚と言う皮膚&毛という毛が「いやだよー。もう、やめようよー。」みたいに強張ってしまって震えが止まらない。
もし、あの時に自分の腕に触ったらチクチクしたに違いないとか本気で思う。

勇気とは恐怖を知らないことではなくて、恐怖を知って打ち勝つ事だみたいな。
そんな感じで振り絞って第二ラウンド。
やった!羽交い絞めに成功!そのままリング外(窓の外)へ放り投げ勝利!

っていうか・・・
本当は捕獲したら熱湯かけるとかして成仏させないといけないらしい。
けど、あの物凄い暴れっぷりじゃ外に出すのが精一杯さ。

知らぬが仏とは言え、左から右へと音が移動したのはムカデが移動してたってことで。
私の頭と壁の隙間は余りない状態な訳で。
こえーこえーこえーっ
振り払ったのがムカデだったかもしれんと思うと、噛まれなくて良かったよね。

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