ほり日和  
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2002年08月13日(火) 消え行く思い出。

夕方、家の近所の道を車で通りかかったら、
かつて働いた事のある「ピザ屋」が跡形もなく潰れていた。
かなりビックリした。

家の近所とは言いつつも、駅に向かう道とは反対方向で
ココ最近、…と言うか普段あまり通らない道なので、
この「ピザ屋」周辺の変化に気づこうにも気づける訳もなく、
かなり久し振りに通ったわけだ。いやぁ、おったまげた。

ウチの家の周りは住宅街だけど、意外と「ピザ」激戦区で
周りには俺が当時働いていたこのピザ屋を含め、6件ある。
お客であるウチや地域住民にとっては、飽きの来させない
都合のいい立地条件だが、当のピザ屋にしてみればお客獲得
のいわば戦地である。経営大変だったんだなぁ。

俺は2年前の冬、2000年の初頭から9ヶ月間、働かせて
頂いた。短い間だったけど、かなり都合を聞いてくれる店で
俺にとってはホントにいい店であった。家から近いし。
元々、『秋に留学するための資金集め』として働いていたから
店長もその分、辞めるときは人数少なかったけど、俺との
契約条件守ってくれたし、シフトも入ってる時は、多めに
入れてくれた。ピザ屋ということで地元の大学生も多かった
けど、目の上のタンコブの俺によくしてくれたし、仕事上では
俺の方が後輩なのに凄く慕ってくれていた。

俺が辞めてから、しばらくして俺が帰国してその後、当時いた
バイトの子達も様変わり。店長も別の店舗に移動になり、
俺が働いていた頃と面子が全く違ってしまったが、このピザ屋は
他店よりも値段が格段に安く、俺は売り物のピザも好きだった。
時間が経つということは「思い出が消えていく」ことでもある。
少しセンチメンタルに浸った、ある日の夏の午後。


ほりさとし |MAILHomePage

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