ほり日和  
もくじ昨日明日


2003年06月18日(水)

朝、目が覚めたら頭が重い…

頭痛とかじゃないんだけど、なんか重い。

何かが頭の中に詰ってる感じ。密度が高い感じ。

そりゃ脳みそは詰ってますよね(笑)。

な〜んて、でも重い。おかげさまで目覚めが凄く悪ッ!

ああ、そうだ!いい形容あったぞ!

頭が妙にスッキリしなかったのさッ!

……いい形容なのか?



さぁ、本日もお仕事お仕事なのだ!

朝から配達に繰り出すッ!愛車は社用の軽ワゴン。

ん〜、早く雨ヤメ〜!自転車で行きたいぞぉ。

車だと、めっさ時間かかるッちゅ〜ねん。

通常、1時間半くらいで終わるのが、2時間かかるっちゅうねん。

ああ〜、鬱だァ〜。雨ってホント気が滅入るねぇ。

ヤダヤダ、靴も瞬く間に浸水して靴下までグッチョリさ。

でもね、今日は雨のおかげで実はちょっぴり良い事があったのだ。

まぁ良い事があったと言うかなんと言うか、人助けしたというか。



今日は昼からのメール便配達のときに、おばさんに道を尋ねられた。

職業柄、道を尋ねられる事は比較的多い。

社名入りの車で走っている時とか、

新聞配達用自転車をこいでる時なんかは特に多いかな。

だいたい道聞かれるとたいてい目的地はホテルだったり、

尋ねてきた人は県外もしくは市外の人だったりするけど

今回もそうだった。

道を尋ねてきたおばさんは、奈良県の方。名古屋には

ウェスティンホテル名古屋というちょっと豪華なホテルが

あるんだけど(ちなみに大阪にもある)、そこへ行きたいらしい。

どうやら最寄駅である地下鉄浅間町(せんげんちょう)で降りたは

いいが、ホテルっぽい建物を見つけてそっちへ行ったら、

違うホテルについてしまい、迷ったらしい。

ウェスティンはルート上通らないけど、寄る程度なら

なんら問題ないし、逆に説明してもちょっとめんどくさい

道程だし、雨も降っていて気の毒だから車に乗せて送ってあげた。

行く途中、一件配達先があるので、そこへ寄ってからたどり着いた。

なんか昨日から俺、人助けが多い気がするのですが……。



ホテルに着くまでおばさんと色々話した。

旦那さんが名古屋に転勤になったとかいろいろ。

とても人当たりの良い『御婦人』という言葉が

ぴったりなおばさんでした。



ホテルに着くとおばさんは満面の笑顔で「ありがとう」と

言った。この言葉だけで十分なのに、お礼にと千円渡された。

そりゃもう、拒否しましたよ。すげぇ抵抗した(笑)。



俺「いや、そんな為に送った訳じゃないですから…」

おばさん「いやね、もう親切にしてくれはりましたから」

俺「ヤ、ダメですて。受け取れませんよ、絶対に」

おばさん「受け取って。ウチにもあなたのような息子おるんですわ」


いや、意味わかんないですよッ!(笑)



こんな感じで押し切られ、これ以上断るのも悪かったので

ありがたく受け取らせて頂きました。

配達に戻る時も思ったけれど、この千円使えないですよ、マジで。

でも、おばさんは俺の車が見えなくなるまで見送ってくれてました。

ちょっとの時間だったけど、かなり素敵な時間が過ごせたと

僕は思ってます。俺も喜んでもらえて嬉しかったし。

一日一善とはよく言ったもんだ。

もう恐らく2度と会わないだろうなぁ。

お互い名前もわからないし。



昨日、日記に「因果応報」の事書いたけど、いい事をすれば

いい事がかえってくるの言葉が、まさか今日体験できるとは

思いも寄らなかった。

昨日の女性もそうだし、今日のおばさんもそうだけど

『縁』っていうのはどこでどう巡るかわからない。

ひょっとしたらひょんなことで、また出会えるかもしれない。

いつかどこかで出会えたら、例え小さな出会いでも

それはとても嬉しいものに変わるだろうと俺は思います。



俺はこれからも小さな出会いを大事にして行きたい。

そう思った一日だった。


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