楽天的日常物語
Written by ユオ
Material by Amane(RainRain)
Skin by caprice*


■ 教習日記5 2002年05月18日(土)
えー、初めて車っちゅーもんにエンジンをかけて動かしてみました。
AT限定なので、ATはなんもせんでも車が勝手に前に進みます。
とりあえず、手順を復習してみよう。
車に乗る時は、前後に障害物が無いかを確認し、後方を見ながらドアをあけて乗り込む。
乗り込んだらドアをロックし、右手でハンドルを持って、シートの位置を、膝が曲がるくらいにまであわせて動かす。そのあとは、シートの背もたれを動かす。そしてシートベルトをしめる。ルームミラーを後方が確認できる角度に調節する。
ハンドブレーキがあがっていて、ギアがPになっているのを確認したら、ブレーキを踏みながらエンジンをかける。そしてサイドミラーの角度はミラーの1/4に車体が写るように調節。
右後方、左後方を確認し、ブレーキをゆっくり離す。
………やることいっぱいだな。
最初は、ブレーキもアクセルも踏まないで車が動く、というのをやった。
教官が「ブレーキ踏んで」と言うので踏んだらガクンと止まった。
急ブレーキだ( ̄□ ̄;
そしたら「ゆっくり踏んで」と言われた。最初にそう言ってくれ。
カーブは、どのへんを基準にハンドルを切ればいいのか、いまいち分からない。家に帰って話すと、母は「そんなもんは勘でやるんだよ!初めて教習に行った時だって、勘で曲がれたんだ。お前は鈍い」だのなんだの色々と文句を言われた。なんでそんなこと言われなければならんのだ。生まれて始めて動かす車が、そんなに勘で上手く動かせるものか!と、言いたかったが、やめておいた。逆らうと余計な火種が……。父が「ちゃんと基準とかコツとかあるんだよ。俺は勘でまがらねーよ」とフォローしてくれたが。
直進道路は、35Kmで標識があるから、もっとスピードを出して、と教官に言われたので、出してみた。
こ、怖い……( ̄□ ̄;
マジで怖いんだけど……
そう呟くと教官は「なんか言いましたか?」と言う。
怖いのはダメなのか?
怖いと運転しちゃダメなのか?そうなのか?
だって初めてだもん、怖いべさ。
カーブのハンドルで、腕がからまってしまった。
教官「腕が折れちゃうよ?」
だって、からまっちゃったんだもん。
ど、どうやってハンドルきるのか頭で考えてたら腕がついていかなかったんだもん。はぁ〜ん、もう……こんなんでホンマに免許とれんのかいな、わい。
父は「免許とったら車買うの?なんか軽ワゴン欲しそうにしてんじゃん」と言うが、なんだかそれどころじゃなくなってきたって感じ?はあ……これで、左折とか右折とかできるようになるのかな……。
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