裏くずきり
もくじぃ|過去|未来
思えば 高校2、3年生の頃は 荒れていたのかもしれない。
何をしても納得いかなくて ふとすると まわりのランプはみんな消えていて 真っ暗な中でおぼれかけていた。
それまで 口癖のように望んでいた夢の意味も 完全に失って やりたいことは何もなかった。
家での食事は常に一人でとった。 誰にも触れたくなくて 触れられたくなくて 消えてしまいたかった。
空虚の中で ただ時間が早く過ぎることを望んで ひたすら ボロボロになるまで走っていた。
もともとの気質も後押しして 後わずかで 私は引きこもりになっていただろう。
大学へ進学した理由は 出資者に =絶対に行けといわれたから=。
最悪な理由。
行かない理由がなかったから 大学へ行った。
その頃の私の癖は 髪の毛を毟り取ること。 わら半紙を引っかくこと。 ETC. 恐ろしくてかけない。
起きている時間ほぼずっと。
異常な自分に気づかないということは 怖いことだ。
(異常な自分を演出するのも怖いことだが)
最近の子は怖い。 わからない。
そんな言葉をよく聞くが
ホンとは そんなに他人事だとおもえないのだ。
だって 自分もそんな道を通ってきたワケだから。
間一髪で 世間のいう 怖い子供だった。
あの頃の私は どうなることを望んでいただろう。
過去のことを 考えてみた。
途方もなく 思い返してみた。
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