裏くずきり
もくじぃ過去未来


2007年12月19日(水) 鮮やかな音

凶悪な事件ばかりが目について
諦めたくなるような毎日だけど
同じこの街の片隅には
いつだって優しい音が流れてる

お酒はいいね
ほんの少しのやさしさが
こんなにも身にしみる

僕はなんて贅沢になってんだ
まるで
この街には冷たい風しか吹いていないみたいに
やさぐれて

信号ですれ違ったおばあさんは
ふてくされた僕に
微笑んでくれたのに

パスの運転手さんも
僕に向けた挨拶をくれたのに

気づいてないのは
僕だった

僕はなんであの消え入りそうなメロディーに
気づかなかったんだろう
まるでこの街には
心の一つもないみたいに
動かない左足を引きずって
懸命に歩くおじいさんは昨日の話を嬉しそうにしてくれたのに

夕日にうたれて
すこし優しい顔になった人たちを
みていたはずなのに

繰り返す毎日に身を任せたとたん
この街の本当の美しさを見失う

本当は
この人生で同じ1日なんて
決してないのに
あるはずがないのに

そんな尊さを
僕はまたきっと忘れてしまう

夕日よ
どうかあきらめずに
僕を照らしておくれ
泣き方忘れたあの人に
淡い光を届けておくれ


AZA☆ |MAIL

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