富士登山 : 一日目 - 2003年08月20日(水) 睡眠不足でさらにハイテンション 美人妻Hと渋谷で待ち合わせて レンタカーを借りにいきました 運転する人の免許証のコピーが必要なので とりあえず全員の免許証をコピーしようと 全員の到着を待ちましたが アンニュイがちょっと遅れていたので 美人妻Hとツンツンと私の3人だけのコピーを というときに H「あ、私ったら免許証忘れてきちゃったわ」 なんて言ってましたが もともと運転予定のないHだったので痛くも痒くもなく 私とツンツンのコピーを取ってもらい 無事にレンタルすることができました 手続きを済ませ アンニュイの到着を待ち 予定通りにはにかんだ写真も撮って さあ出発ね!どっちが最初に運転する? ちょっとワクワクしながら尋ねると アンニュイ「あ、免許証忘れちゃった」 辛い 多分ツンツンが一番辛い言葉だったはず でも優しさの塊のようなツンツンは 当たり前のように運転してくれました 誰も私に運転させようとはしませんでした みんな賢いんだね たまには冒険もしようよ アンニュイなのは顔としゃべり方と仕草だけのF この日はいつもよりもアクティブというか アグレッシブというかクレイジーというか 到る所で私とハイタッチをしてました そうしてお互いにクレイジーなテンションを高めあいながら 海老名でカツカレーを食べて アイスを食べて ここでアンニュイに運転チェンジして 免許のことはココだけは触れないで下さい 5合目須走口を目指しました 山道に入ってからも快晴は続いていました 道路に沿って空を覆うように伸びた木々と 葉の隙間から差し込む定規で引いたような日差しが うゎお!大自然! っていう感動を与えてくれました そこですでに癒されてしまいました つかさ 山道って昇降激しいじゃないですか? 激しすぎじゃないですか? エンジンをういうい言わせて坂道を登って 「ちょっと!この先道あるの!?」 って運転しながら叫んだアンニュイ もはや顔もアンニュイではなくなっていました 5合目の駐車場に車を止めて 最後の水洗トイレを使い ハイタッチしつつ登山が始まりました 登山開始10分 沈黙 ふと振り向くとアンニュイの顔が 無理 って言ってました 美人妻は笑顔でしたが いつものさわやかな笑顔ではなく なんか同情してしまいそうな笑顔でした ツンツンはいつもと変わらず 超さわやかに笑ってました さすが登山家ですね いきなり休憩してしまいました 先は長いです なるべく小股で 足は持ち上げないように 挫かないように ちゃんと足場を見て 次の足をここに置いたら 次はここにおいて こっちに人が歩いた跡がある ここには滑った跡がある 前を歩く人から 滑りやすい とか 石があるとか 教えてもらいながら歩いてました うーん 人生ですね お店のお兄さんが言った言葉を思い出しました 下ばかり見ると疲れちゃうから 歩くのに慣れてきたら 景色も見てね いい景色の山じゃないけど 色々見れるから あーん お兄さん素敵 恋しちゃう でもね 色々考えたり思い出したりしたわけですよ おじいちゃんのこと おばあちゃんのこと これは日ごろから想う事なんだけど 今まで考えるのも避けてきたのかもしれない 母のことを考えていました 富士山すごいじゃんね 本5合目 6合目 本6合目 進んでいくたびにいろんな人と会って 言葉を交わす人もいれば すれ違うだけの人もいて 知らないうちに目標(登山ペースの)されてたり 一度あった人と再び会ったり 売店のおばちゃんと軽くケンカしてる人がいたり 自分がすごく敏感になってることに気がつきました 初日に頂上を目指すのは 登山に慣れてない私たちにとって 高山病を招く原因になりやすいということで 7合目に予約しておいた山小屋に到着したのは 18時30分くらいでした 出発したのが14時30分 早くはないけど 暗くなる前にたどり着けました 富士山の山小屋で一番豪華だといわれるここの夕食 ハンバーグと豚汁がでました ものすごくおいしかったです 本当に ご来光を頂上で拝みたい人は 7合目を2時くらいに出発するらしく ほとんどの人が静かに寝ていましたが キューキューにつめられた布団と 防寒のための厚着が寝苦しくて なかなか寝付けませんでした 睡眠薬を飲もうと起き上がってごそごそしていると 美人妻Hも寝付けないらしく 布団のなかから超笑顔で手を振っていました 火星が地球に一番近いといわれる日 27日を一週間後に迎える今日 もし登山ができなかったら火星観察しようねって言っていたので 二人でむくっと起き出して外に出ました 富士山からの夜空はとても素敵でした 実はHにずっと話したかったことがあって でもいえなくてずいぶん時間が経ったけど やっと話せました 辛かったんだねと言ってくれました 気分は修学旅行です すっきりしたとこで火星観察をしていると 二人の女の子が山小屋から出てきました 4人になった私たちはみんな目が悪く 美人妻Hのメガネを回しながら星を見ていました H「寒いね、もうそろそろ行こうか」 私「そだね、じゃ一本タバコすってくる」 さっきまで外に置いてあった灰皿がない あたりを探しているけどみつからず 小屋の中で聞いてみようと中に入ると 山小屋の食堂で酒盛りをしている3人のおじさんたちのテーブルにありました 「ちょっと灰皿を使わせてください」 おじさんたちのテーブルの端っこに座ると 「よかったら飲んでください、おじさん今日誕生日なんだよ」 と言われ 一緒におじさんの誕生日を祝うことにしました ちょうど飲みたかったしね 私を探しにきたHも参加して 仕事の話をしていると おじさんたちは山形の救急隊員だと言っていました 私は救急外来でバイトしてるんですよ おじさんの奥さんは看護婦さんなんだよ そんな話をしながらおじさん達が背負って登ってきた とってもありがたいお酒を5人で飲み干して すごく楽しい夜をすごして布団に戻りました 時間は23時30分 誰かと一緒にいることを純粋に楽しむと 短い時間でもすごく充実してるんだなって思いました うまく表現できない つか 文章がめちゃめちゃですね まだこんな時間なんだ! ってびっくりしたんです 誰かと出会って話をしたりするが楽しいなと 改めて思ったんです 小学生の作文とかで書いてそうだね こういうの そして寝ました とかでしめるとさらに作文っぽくていいですよね そして寝ました -
|
|