おばあちゃんの月の話 - 2005年06月01日(水) 過去の日記 ワケあってまたアプします 仕事ばっかりで何があったのか忘れました なので私の好きな話です 私はおばあちゃん子でした 小さい頃に話をしてくれてたんです 月は私たちに いろんな姿を見せてくれます でもそれは太陽の光でいろんな姿に見えるんです 何かが影響してこういう風に見える 今日は半分だけ でもこないだは逆の半分だったね 今日は全部見えるね まん丸だね でも向こうっ側はみえないね ちゃんとあるのにね 月そのものは変わらないのにね 「人と似とるとよ」 月を見て どういう風に感じるか 毎回同じではないんです 少なくとも私は 今このお月さん見てどういう気持ちになった? って言われるんです 例えば今日の月はなんだか怖いと私が言う そうしたら なにか怖いこと考えてるの? 悪いこと思ったりしてない?と言われます そういえば・・・ って私は話をします まんまと自分の悪事を吐きます もちろん楽しいことを話すこともあります 「お月さんがね しょったんの気持ちば、 ばぁちゃんにみせてくれよるとよ」 月は人の心を映す鏡なんだよって言っていました その頃より 私は随分大きくなりました 髪も伸びました シワもあります 大人になった私は 飲んで 酔っ払って 帰り道に 今もちょくちょく空を見上げます そして月を見ると自分のことを省みます 今日の月は少し怖いなぁ − なんであんなこと言っちゃったんだろ… 今日の月は明るくて綺麗だなぁ − 誉められたから頑張んなきゃ 今日の月はおっきいなぁ − あの人みたいになりたいなぁ その話が嘘でも本当でも 月の話を聞いたことで 自分を見つめなおす機会を与えてくれた 祖母のことも思い出します 亡くなった今でも 祖母に育ててもらってるんだなっておもいます この話を聞いてどう思うかはわからないけど 大切な人には この話をしたいなと思っています そして聞いてくれた人が また誰かに話してくれればなぁって思います 祖母に感謝しています -
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