中村達也の目はとんでもなく、吸い込まれるぐらいすんでいた。
達也と遠藤ミチロウがapiaで同じステージに立った。 あんなにスリル満点でメチャクチャな、凄いLIVEはそう見れる物じゃない。
遠藤ミチロウは全く達也に負ける事なく、 激しくぶつかり合い、 ステージで激しくデカかった。
今まで何回もブランキージェットシティーのLIVEを見て来た。
達也は自分を含め、まず壊す事からはじめるドラマーだ。 それでも唯一自分だけが壊れ、後は壊す事が出来なかった浅井健一の才能、 音楽にひかれ、最高のメンバーとバンドを組み、 果てしない冒険をして来た。
そのブランキージェットシティーの中村達也が今、目の前で遠藤ミチロウと 同じステージに立ちドラムをこれでもかと叩いてる。 壊そうとしている。 どんどん自分を追い込んで行く。 そして、 それに劣る事のない遠藤ミチロウの重みを感じるステージ。
今日のLIVEについて、いろんな意見があるかもしれない。 ただこれは、凄い物が今、目の前で繰り広げられている。 と言うギリギリの緊張感に満ちた、息つく暇もない空間だった。
遠藤ミチロウと言うアーティストは凄い人だ。
凄い空間に俺は居た。
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