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空気を握る


どんな事をやったとしても、その結果どんなふうになろうとも、
今までやってきた事が、別に大した事じゃなかったとしても、
たった今、おこなった行為や発言がとてもさえなかったとしても、
まわりを見れば、自分なんかよりも1歩も2歩も何万歩も先に進んでいて、
優れてるように見えても、

今、自分がやっている事に、なんの引け目を感じる必要はない。

それは自信とか自信が無いとかじゃなく、
開き直りでも素直に受け止めてる事でもなく

ただ単純に

自分でやっている事なんだから。

それが、考えて考えた末にやっている事でも、
何も考えずにやっている事でも、
何かに導かれるようにやっている事でも、

勝っても、負けても、喜んだり哀しんだり
ウキウキしたり、誰かに会いたくなったり、迷子になったり、
なかなか行動に移せなかったり、

勝手に行き詰まったり、騒いだり、飛んだり、走ったり、転んだり、
立ちどまったり、後退したり、無視されたり、邪魔されたり、
陰口たたかれたり、

期待に答えられなかったり、怠けたり、
どんどん置いてきぼりをくらったり、褒められたかったり、
見返したかったり、やる気に満ちたり、裏切ったり、嘘ついたり、
見栄はったり、見栄はる事だけはしないと決めてたり、

価値を求めたり、ひんしゅくかったり、笑われたり、見下されたり、

自分でやってる事じゃん。自分で感じてる事じゃん。

正しいも、間違いも無い。
でも、自分の中で正義と悪は持っている。

誰でもなく、自分がやっているだけの事だよ。

他の誰でもなく。やっているのは自分だよ。

2002年11月29日(金)

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