ヒビノコト
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どんな状況にいても、身の回りのものたちを大切にしながら、 地に足をつけて、体を動かし、働いて、何かを作り、 見守り、見届け、責任を負うことの喜びを感じながら 日々を過ごしていくこと。
銀色夏生さんの「ぶつかり体験記」読了。
私が漠然と感じてること、もちろん言葉になんてできないようなこと、 作者が書いていて、興味深かった。
あと最近読んだ本は
「ノラや」内田百聞 「博士の愛した数式」小川洋子
「ノラや」 私は実を言いますと、ネコがだめ。 嫌いというより苦手、苦手というより怖い。
でも本を読み進めていくうちに、作家の家からいなくなった猫のノラを 作家と同じように早く帰ってこい、おまえはどこに行ってしまったんだぁ〜 なんて思う自分が。
「博士の愛した数式」 もうおわかりかと思われますが、私は数字がダメ。ほんとダメ。 なのに、小川さんの書く小説は、数式まで美しい映像に してくれるから不思議。数式なのに神だとか宇宙まで話しが 及ぶので、数字だめな私まで思わずひきこまれてしまった。 しかし、ひさしぶりに素数という言葉思い出した。
本を読むことって、知らない世界を旅することというのも、 もちろんあるけど、 自分でも気づいていなかった深く深く眠る自分を おいおいちょっと起きぃ〜やぁ〜 と揺り動かしてくれるものでもあるなぁ。
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