ヒビノコト
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2004年06月24日(木)

どんな状況にいても、身の回りのものたちを大切にしながら、
地に足をつけて、体を動かし、働いて、何かを作り、
見守り、見届け、責任を負うことの喜びを感じながら
日々を過ごしていくこと。

銀色夏生さんの「ぶつかり体験記」読了。

私が漠然と感じてること、もちろん言葉になんてできないようなこと、
作者が書いていて、興味深かった。

あと最近読んだ本は

「ノラや」内田百聞
「博士の愛した数式」小川洋子

「ノラや」
私は実を言いますと、ネコがだめ。
嫌いというより苦手、苦手というより怖い。

でも本を読み進めていくうちに、作家の家からいなくなった猫のノラを
作家と同じように早く帰ってこい、おまえはどこに行ってしまったんだぁ〜
なんて思う自分が。

「博士の愛した数式」
もうおわかりかと思われますが、私は数字がダメ。ほんとダメ。
なのに、小川さんの書く小説は、数式まで美しい映像に
してくれるから不思議。数式なのに神だとか宇宙まで話しが
及ぶので、数字だめな私まで思わずひきこまれてしまった。
しかし、ひさしぶりに素数という言葉思い出した。

本を読むことって、知らない世界を旅することというのも、
もちろんあるけど、
自分でも気づいていなかった深く深く眠る自分を
おいおいちょっと起きぃ〜やぁ〜
と揺り動かしてくれるものでもあるなぁ。



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