ヒビノコト
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2004年10月26日(火) 夜から夜へ。

夜はようやく明けたばかりだ。
次の闇が訪れるまでに、まだ時間がある。

村上春樹の小説「アフタ−ダ−ク」読み終えました。

真夜中の小説。

今日は朝からしとしと冷たい雨で、それでなくても気分が

すぐれないっちゅうのに、真夜中です。闇です。

グレ−の空の下、仕事先に行き、帰りの地下鉄で

読みかけの「アフタ−ダ−ク」を読み、

グレ−から真夜中の闇の中に突入。

気持ちが暗くなってきてたけど、

最後の言葉に救われる。

「夜は明けたばかりだ。

次の闇までまだ時間がある。」

そうだ明けたばかりだっ!光がたくさんある世界に行こう!

なぁ〜んて急に気持ちまで夜明けのような清々しい気持ちに(単純)。

梅丘に着いたら、夜になってた。

本に熱中していて、気づかなかった。

日が暮れる時間になっていたとは。

夜から夜へのバトンタッチ。

次の闇まで時間はなかった。






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