ヒビノコト
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夜はようやく明けたばかりだ。 次の闇が訪れるまでに、まだ時間がある。
村上春樹の小説「アフタ−ダ−ク」読み終えました。
真夜中の小説。
今日は朝からしとしと冷たい雨で、それでなくても気分が
すぐれないっちゅうのに、真夜中です。闇です。
グレ−の空の下、仕事先に行き、帰りの地下鉄で
読みかけの「アフタ−ダ−ク」を読み、
グレ−から真夜中の闇の中に突入。
気持ちが暗くなってきてたけど、
最後の言葉に救われる。
「夜は明けたばかりだ。
次の闇までまだ時間がある。」
そうだ明けたばかりだっ!光がたくさんある世界に行こう!
なぁ〜んて急に気持ちまで夜明けのような清々しい気持ちに(単純)。
梅丘に着いたら、夜になってた。
本に熱中していて、気づかなかった。
日が暮れる時間になっていたとは。
夜から夜へのバトンタッチ。
次の闇まで時間はなかった。
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