後輩のケーキ

なんだか首を寝違えて首が痛いです。どうも司です。

昨日の話になるのですが後輩がケーキを調理実習で作ってきました。
と言っても別に生地から作るわけじゃなくスポンジを買ってきて好きにデコレーションするという「それって調理じゃないのでは?」とややツッコミたくなるような実習だったみたいで・・。
前の日記に少し登場した「くま子」がその実習でデコレーションしてきたというケーキを生徒会室にもって来てくれてしまったのだ!
ヤバイ!死ぬ(早っ)
「わ〜せんぱぁ〜いケーキ作ってきたんですよぉ〜♪」
・・・この気の抜けるような声と共にその問題のブツが登場。
「あれぇ〜?せんぱい何でここに居るんですかぁ〜?」
・・・追試だよ(二回目/涙)
本来は自由登校なので俺ら三年は居ないことになってるはずなんで・・・(汗)
ブツは見た目からしてヤバかった・・というかヤバイ。
本来の規格にはない大きさで・・説明すると・・・。
生クリームが塗りたくってあって(雑に)上には細切れになったキウイとパインがべちゃっと乗っかっていて。
ケーキの壁にそってこなごなのコーンフレークがまぶしてあった。

・・・・見た目からして「これはダメだろう。」という代物であった・・。
他にもメンバーがある程度居たのだが・・やや引いていた。
「なあ・・くま・・・これは成功作なんだよな?」(俺)
「えへぇ〜♪ちょっと失敗しちゃいましたぁ〜。」(くま)
「・・・・・。」(一同)
・・なんなんだよ・・その魔女っ娘が魔法に失敗しちゃいましたみたいな言い方は。
明らかに「ちょっと」レベルではない。
「ものすごく」レベルでちょっと足りないくらいなのではないだろうか。
俺が不安そうな顔をしていたのに気が付いたらしく一言・・。
「大丈夫ですよ〜。絶対美味しいですってばぁ〜。」
どっから出てくるんだその自信は。
舌足らずなくまは「先輩」と言ってるつもりなんだろうがどうしても「テンパイ」に聞こえるな。(麻雀かよ)
それはいいとしてこのワンホールのをカットしないとどの道食えないわけで・・
!!!
「くま〜〜やめろ〜お前は包丁を持つな〜!」(俺と他メンバー)
「ええ〜?なんでですかぁ〜??」(くま)
お前に包丁持たすくらいなら・・銀行強盗に持たせたほうがまだ安全だ。
爆弾娘に包丁なんて危ないなんてレベルで納まらん。
なんで包丁が生徒会室にあるのかって疑問は過去の日記を参照してください。

結局俺がカットすることに・・・(俺だって包丁くらいは使える)
・・・・・?
ケーキってこんな岩みたいに固かったっけか・・?
どうやら最初チョコレートでコーティングする予定だったらしいのだがうまくいかなかったらしく生クリームで隠してあったらしい(うっすら見えてたけどな)
なのでちと力を少し加えて切る事になった(普通のケーキでやると崩れる)

・・ごりっ・・ごりごりりりりりりりり(切ってる音)
・・・チョコレートの厚さがハンパではない。
湯煎が足りなかったらしく伸ばす前にすぐ固まってしまったらしく厚さが5ミリ以上あった。
ごりりりりりり・・ばきっ。
ケーキに似つかわしくない音を立ててとりあえずカット完了。
甘いものが苦手な俺にとっては普通のケーキですら鬼門だというのに・・。
目で訴えてくるくま。君はアイフルのチワワか?
ぬぉ!フォークが刺さらん!包丁でごりごり言うくらいだ・・そんなに簡単に刺さるわけがない。
ぶすっ!ばきっ!(割れた)
くどいようだが厚さがマジでハンパない。
食ってみた感想としては・・・。
甘い・・・・そして変な食感がする・・そしてしょっぱい。
見た目もそうだったがやっぱり味もそうだ。
甘いのは分厚いチョコやら生クリームやらで説明がつくが・・。
この変な食感は・・む?これか!
ケーキの壁にまぶしてあったこなごなのコーンフレークだ。
生クリームの水気を吸って完全に湿気て(しっけて)しまってる。
しなしなした変な食感はこれだったのか・・・。
「先輩〜美味しいですかぁ〜?」(くま)
笑顔で俺の感想を期待している・・ここは嘘をつくべきなのか・・真実を言うべきなのか・・。
真実を言うと泣かれそうなので嘘も方便ってことで・・。
「美味しいよ。」(俺)
「どこの部分が美味しかったですか〜?」(くま)
なんでそんな具体的なことを聞くんだよ!
美味いなら美味いで満足してくれよ!
「え〜・・と・・上に乗っかってるキウイとパインかな〜?」
唯一調理の手に染まってないものでしたからね。素材そのままの味でした。
「え〜ひどいですぅ〜それはただ乗っけただけじゃないですか〜。」
・・・俺が恋愛シュミレーション苦手な理由が少しわかったような気がする。
こういう駆け引きが下手だからなんだろうな・・・(ときメモ3だって運動しただけだったなぁ〜エンディングだったし)
「くまちゃ〜ん・・このケーキなんとなくしょっぱいような気がするな〜」(やや気を使いながら)
「あ〜それですか〜それはですね〜アーモンドを間違えちゃったんです〜」
・・どうやらアーモンドを料理用ではなくおつまみの塩味アーモンドを使ってしまったらしい。
どうりでしょっぱいわけだ・・・ってこの時点で大失敗だろコレ!
チョコレートはベルリンの壁みたいに厚いし。
コーンフレークは湿気でやられてしなしなになってるし。
生クリームちゃんとかき混ぜてないからどろどろだし。

泣きそうになりながらケーキを消化(胃が痛くなりました)
もう頼むから何も作らないでくれと言ったら・・・・。
「次はバレンタインですからまたケーキ作ってきますね♪」
・・・・・カンベンしてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!(一同)
メールには胃薬を用意して置いてくださいと一文・・(涙)


2003年02月06日(木)

いんこのつぶやき / 司

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