朝からばたばたと忙しく、

一人で飛び回っていた。

夕方、たまには外食をしようと、

momozouとmomo父と待ち合わせて三宮へ。







私は異人館のある北野でしゃれたディナーなど食べたいというと、

momozouはともかく暑いから、早く涼しいところへ行きたいと言う。

momo父は一人「寿司が食べたい」とぬかすのたまっている。

そこで、こ洒落た料理と最後はすし食べ放題がつくこちらのお店に赴く。




予想通り、料理は盛り付けがきれいで、お味もまあまあ。

momozouと私はそれを楽しみながら食している。

momo父は、気持ちが最後のすし食べ放題へ飛んでいってしまっているので、

ひたすら、早く食べている。

なぜなら、ゆっくりと食べていると、

脳細胞が刺激されて満足してしまい、

おすしがあまり食べられなくなるからである。

momozouは

「どうして、お父さん、あんなに早く食べるの」

と言っているのも無視して、ともかく早い。







ところで、neko家のテーブルの近くに座った若い女二人組。

甲高い声でよくしゃべる。

話を聞きたくないけど、聞こえてくる。

慶応に幼稚舎から通ってる男がどうとか

あんまりうざいから、彼氏がいると言ったらこう言ったとか

どうせ結婚するなら、年収２０００万ぐらいの男でないととか

要約すると、「私は男にモテル」ということにつきるのだ。

momozouも気になったと見えて、

「あそこに座ってる女の人たちって、どんな顔をしてるの？」と聞くから、

「ぶさいく」と答えた。

だって、あんな話を大きな声でしているのだから、

顔はともかく心がブスには違いない。

本当は間に大きな花びんがあって、顔は見えなかった・・・・







その間にもmomo父はどんどんお寿司を追加している。

ぱくぱくぱくぱくと本当に良く食べるmomo父。

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