その電話は金曜日の夕方職場にかかってきた。

娘が生理痛がひどいのでテニススクールを休みたいと言ってきたのだ。

「生理痛は病気じゃありません！！」

「行きなさい！！」

「だって痛いもん・・」

「ダメです！！行きなさい！！」

はたで聞いていた同僚が「またタイミングの悪いときに」と呟いている。

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母親の剣幕に驚いて娘は電話を切る。














しかし、また、５分ぐらい後にかけてきて、

「痛いのにいかなあかん？？」と聞いてくる。

しつこいかわいそうになって、

戸棚の中のバファリンを飲むように指示する。

「これで生理痛は治るん？？」

１時間ぐらいたったら、効いてくると答えておく。










いつもなら、夫に電話し、娘に甘い夫はすぐに休むのを許してしまう。

しかし、今日は夫が携帯に出なかったために私に電話してきた。

テニススクールから帰ってきた娘はとても元気だったそうだ。

ほれ見ろ、だから生理痛で休んじゃいけないのだ！！

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そして、ぶち切れた母は飲んだくれて夜中に帰還することとなる・・・・

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