2010年10月31日(日)  視点と視界。
 
黄疸はなんとか軽減したのだが、便も出なければガスも出ない。お腹はカエルのように膨れ上がっている。産婦人科では浣腸に加え、2時間ごとに肛門からカテーテルを入れてガス抜きを行っている。
 
小児科医は御ココのレントゲン写真を見て、「むむむ・・・・・」と聞こえてくるぐらい、むむむな表情で考え込んでいた。考え込んでいる時間は1分間程度だったと思うが、私と妻にとっては、それはそれは長い時間に思えた。
 
「腸の病気があるかもしれません。しかしここではレントゲン検査しかできません。大学病院に転院したほうがいいでしょう」
 
目の前が真っ暗に・・・・・・ならなかった。
 
視点はより集中し、視界はより冴えた。御ハナの手を引き、生後6日の我が娘を抱きながら、私と妻は前を向いていた。
 
この子はきっと、私と妻を選んで生まれてきたんだ。
 

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