2011年06月13日(月) パンダと炭鉱。 |
先日行ったむさしの村という遊園地に「アニマロッコ」という乗り物があった。なんと珍妙な名前であろうと思っていたら動物の形をしたトロッコであって、どうやらアニマルとトロッコでアニマロッコらしい。略す部分が間違っているような気がしたので、アニマルッコ、アニトロッコ、アニロッコ、アニマルッコなどピンとくるネーミングを考えたがどれもイマイチなのでアニマルトロッコでいいような気がした。 アニマッロコとは対面式に座り、真ん中のレバーをギッコンバッタンと押したり引いたりと結構な労力にも関わらず歩行よりも遅い速度で進む完全肉体系アトラクションで、私と御ハナの前の前に乗った小学生二人組があまりの重労働に力尽き線路の途中で停車し泣きべそをかきはじめ以後渋滞。御ハナは最初の数メートルでレバーの操作を完全に放棄し、「次あれ乗ろうよ」などとトロッコから身を乗り出して遊園地の思い出からアニマロッコを排除しようとしている。 小学生の泣きべそがやみ、パンダの顔をしたトロッコがゆっくりと進み始めた。初夏の陽光が照りつける中、無表情のパンダはいつまでもギッコンバッタンと無機質な音を発し続けていた。 |
翌日 / 目次 / 先日 |