にっき日和
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きょうは日曜日。
たくさん無駄寝をしようと心に決めていたのですが、
思いがけず早起きをしてしまいました。
うぐいすの声で目が覚めたのです。
ここ数年、この時期になると、
うぐいすがやってくるのです。
きっと、植木が立派なご近所のおうちを根城にしているのでしょう。
「ほーほけきょ」
先週は心もとなかった鳴き声でしたが、
今日はじょうずに唄っていました。
なの花の、きいろ。
さくらの、ピンク。
お庭では、モンシロチョウがくるくるロンドを踊っています。
外はすっかり春景色なのです。
昨日デパートで、この時期にぴったりなおやつを買ってきました。
虎○の生ういろうです。
生菓子なので日持ちしないのが難点ですが、
羊羹と違い、やさしい甘さが気に入っています。
今月の季節限定は”お花見ういろう”でした。
淡いももいろと黄みどりが、なんともこの季節らしい色合いです。
夕方ともなると、近所の川沿いで散歩の人々がそぞろ歩きます。
桜の並木が、七分咲きを迎えたからです。
おとなも、こどもも、おとしよりも、
そしてペットのわんこまでも、
ピンクの花の下では、平和で幸せそうにみえるんです。
梅、桜が終われば、
藤、つつじ、牡丹にユリ・・・・・
ねぇ、季節のない国の人々は、
きっと、こんな愉しみは知らないんでしょうね。
ああ、ニホンジンでよかったぁ〜〜〜なんて、
しみじみ思う春の日だったりするのです。
ぴょん
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