にっき日和
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ギーギーギャーギャーバタバタ・・・・
早朝から響く、鳥の鳴声。
やけにうるさいと思ったら、
今年もまた、鳥が我が家に巣を作っていたのでした。
鳥の名前はわかりません。
大きさは、鳩とすずめの中間くらい、
真っ黒で、くちばしが黄色い鳥です。
春先になると、雨戸の戸袋に巣作りをはじめます。
今年は早いうちから、あらかじめ巣を作りそうな場所に、
ガムテープで塞いでおきました。
・・・・にも関わらず、彼らはわずかな隙間から入り込み、
巣を作ってしまったのです。
「あ〜あ、卵まで産んでるよ」
父が、懐中電灯を片手に戸袋を覗き込みます。
「五つもある・・・・・」
見ると、青みがかった卵が五個、わら屑の上に並べられておりました。
せっかく産んだ卵を処分してしまうのも、
なんだかかわいそうな気がいたします。
でも、父の一言で、巣の掃除を決心したのです。
「卵が孵ると、ミミズやらカエルやら運び込んでくるぞ」
(((( ̄ー ̄;)/ ギク・・・・
それだけは、勘弁。。。。。
・・・・・・しかし。
これがまた想像以上に、ものすごぉ〜〜〜〜〜く大変だったんです。
戸袋いっぱいに運び込まれている、わら屑はじめゴミの山!!!
なんでこんなもん運んでくるの???(怒)
“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!!
散々父に八つ当たりしながら、懸命に片付けました。
ええ、鳥への同情など、とっくに吹き飛んでしまいましたとも。
やっとこさ掃除が終わり、掃除用具を片付けていると、
頭上でギーギーという鳥の声。
電線の上から、親鳥がわたしたちを見下ろしているのでした。
もう、うちには巣を作らないでね。
思わず、キッと睨みをきかせるわたしだったりいたします・・・・・
「ハクビシンが、うろうろしているようだよ」
母が言うには、ここのところ、
裏の畑で、しばしばハクビシンが目撃されるとのこと。
暗くなると、ちょろちょろ姿を見せるのだそうです。
お隣の家の天井裏でも、死骸がみつかったと聞いているし・・・・
どうやら、深夜わが家の屋根で音を立てるのは、
野良にゃんこだけとは限らないようです。
え〜と、念のため言っておきますが・・・・・・。
この近辺は、山もなければ、田んぼの中の一軒家でもありません。
いちおう、駅から徒歩圏内の住宅街なんですけどね(笑)
やれやれ。
こんどは、たぬきでもみつかるのかしら・・・・・・
ぴょん
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