にっき日和
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彼岸花を見に行きました。
埼玉の巾着田というところに、彼岸花の群生地があるのです。
地元から出ている日帰りバスツアーに参加いたしました。 http://www.kinchakuda.com/
なんで、わざわざそんな遠くまで見に行くんだって?
田舎では、ごくありふれたお花ですものね。(笑)
彼岸花・・・って、不思議な花だなぁと思います。
毎年、お彼岸の時期を待っていたかのように、
あちこちで一斉に咲き出すんですから。
田んぼの畦道に、畑の脇に、土手沿いに、
ぽん、ぽん、ぽん・・・・って。
真っ赤な花火みたいな、お花です。
このお花を忌み嫌う人が多いのは、
墓地で、その姿を多くみかけるからでありましょう。
ちょっと聞きかじった話ですが・・・・・
昔、まだ土葬がふつうに行われていた頃、
土中の遺体が、モグラに食い荒らされる事態が、
しばしば起きておりました。
そして、モグラ除け対策として、
墓地の周りに、彼岸花を植えたのであります。
彼岸花は根に猛毒があるため、モグラが近寄らないのです。
そうして人の手で植えた彼岸花が、やがて野生化し、
その名残で、いまでも墓地の周りに多く咲いているのだそうです。
ちなみに、畑や田んぼの脇でよく見かけるのも同じ理由とのこと。
そう、ちゃ〜んと理由があるんですから、
気持ち悪いなんて言ったらかわいそうでしょう?(笑)
彼岸花・・・・・
きっと、その名前のせいでしょう。
派手な外見に似合わず、
どことなく寂しげな風情です。
たまに白い彼岸花もみかけますが、
あれは、死装束を連想してしまいます。
彼岸のときくらい墓参りに行け!と、
促しているのでしょうか??(笑) (⌒◇⌒;)
秋風を告げるかのように咲き出して、
祭囃子と共に消えてゆく・・・・・・・
わたしには、
このお花が”秋そのもの”に思えるのです。
季節は、
日ごと深まってまいります・・・・・・・・・・
ぴょん
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