パンドラの箱
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2006年06月17日(土) 末期症状。

目の前にいるのに、気付きませんでした。
あまつさえ、目が合ったというのに。
声を掛けられても、気付きませんでした。
あまつさえ、聞き慣れたはずの声なのに。

視力のせいであるとか、
考え事をしていたせいであるとか、
言い訳はいくらでもできるけれど。

存在そのものを感知することが出来なくなってしまっている、
その事実に、
あたしは激しく動揺した。


こはる |MAIL

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