人とは、相反する2面性をもつもの。それは公と私であったり、明と暗であったり。それらを押し並べていかに容認できるかが、付き合っていく上での、重要なポイントであることを、いつしか人は忘れてしまうのかもしれない。相容れない部分にばかり目を向け、相容れない部分ばかりを非難し、相容れない部分を拒絶する。北風と太陽の話のように人を変えようと、躍起になって、相手を傷つけてばかりでは、許容されるべき接点は見つかるはずもない。