パンドラの箱
DiaryINDEXpastwill


2006年08月29日(火) 屈折した嫉妬心。

弱音を吐いては、同情を引き、
自身の弱さを売り物にしていると、
幾度となく、指摘され、
己の強かさをどこかで自覚していた。



「私を見て」

「私を守って」




そんな信号を放ち、人の心を奪うのだ。
人の心を操るのは容易いと、ほくそえみながら。




自分より弱いその人を
ひと思いに傷つけたい欲望に駆られるのは、
あたしの中に残虐な心があるからなのだろうか。

それとも、本当に弱いものに対する、
嫉妬心から来る欲望なのだろうか。



あたしにはない、本当の弱さを彼女が持っているとしたら、
あたしはきっと彼女を許せないだろう。
妬ましくて。
悔しくて。


こはる |MAIL

My追加