アルテミスの日記
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何やっても 後ろ向き 如何思っても前になんていけもしない。 それもこれも 心の中の怒りがさせるのかな 誰も信じないのは 過去のトラウマから 離れられないからだと 其の過去への理不尽さに対する怒りからだと 医者が指摘する。 怒っていることは 確かだけれど どうやって それを消化するのかわからない 怒りに触れてもそれを御すすべを知らない。 耐えたくもない。 だから 私は 切り離す。 誰かを恨んだり 理不尽な傷と向き合うことが どれだけ腹立たしく 恨めしいか・・ 誰にも私の過去に留意して気遣って付き合ってくれる義務はないけれど 私は知らぬ間に昔に振り回されて 鎖につながれた犬みたいに 同じところをぐるぐる。 それを人は私が後ろ向きだと指摘する。 悪いことばかり想定するという。 確かにそうだけれどそして それを振り切らなければならないけれど 明るいことを考えることが不安な私の気持ちなんて わかりはしないだろう。 明るいこと 楽しいことを想定するほうが不安だなんて わからないかもしれない。 明るく考えるのは難しいことだと言ってくれる人はまだ 優しい人だ。 同じように辛い目にあった人だって千差万別に感受性も今の状態も違う。 私のように後ろ向きばかりの人間ばかりでもない。 どうして 悪いことばかりを想像するのかといわれて どうやったら明るいことを 想定し 信じようとできるのかと私は 聞いてしまいたい。 理不尽な事故だと 今までの全てを 流してしまいたいのに 理不尽な過去を作るに加担した人間は のうのうと知らぬ存ぜぬで生きている。 (そうでないにしても 償いなどしてはいないじゃないか) それでもたまたま 私は運悪く事故に当たったと 生きていけという できるものならしているさ それが私の望みだから・・ 私の人生を変えてしまった出来事なのに どうして 許されて当事者が生きている? 事故を起こした相手なら それ相応に 償わされる。 確かに地震にあって死んだとして 誰も責めることはできないけれど けれど地震でトラウマを持った人間は まだ 好意的に見られることはあっても いじめの過去 虐待の過去は 好奇の目と またも 後ろ向きのいいわけかと うんざり な目で ながめられなければならないというんだ。 心の弱さだけで片付けられるんだ。 時間がかかっているからというだけで 早くそこから出られないというだけで だけどそれもわからないわけじゃない 面倒でどう付き合っていいかわからないのが 私にだってわからないわけじゃない。 私が引きこもってしまったとして 私が何もしたくないとして そんな非人間的非生産的な生活を幸せだと思う人間が存在するのか 知りたい。 どれだけの思いで 自分の後ろ向きさを 責めてきたか 知っているのか?とききたい。 責めるよりは 動けというのなら 動けない苦しみを どうしろというのだと 尋ねたい。 どこまでいっても平行線。 魔法の杖はない。 何が鎖を断ち切れるのか わかりはしない。 幸せになるために鎖を断ち切りたい 幸せにならなければ鎖は切れない。 理不尽さと向き合って 理不尽さへの怒りを 時に流せなければ 未来はないと わかっていて 私の中で 怒りは 別人格 閉じ込め 触れられないように してきた そうすることで 生き延びてきたのに 今更 猛毒を持つ猛獣と どう 対処しろというのだ? 戦えというのか? 受けろというのか? 苦しめというのか? 周りを見回せば 大小にかかわらず 何らかの傷を人は抱えているものだという だからこそ 私もまた 敏感でありこそすれ 人と 同じなんだと 理解しなければ 自分の思いだけに沈むと きっと誰かに 刺激される。 そして それが事実だからこそ 昇華できない自分が ゆるせなく ますます 怒りを 亡き者にし 理不尽な心の傷を 過敏さだと 持ち歩いてる。
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