なんでこんな事になってしまったのだろう。。 私は矢部氏の様に買い物が下手なのかも、、いやいや、下手なんだろうな。
昼三時から家を出て、なんば花月に行こうとした、ら。 迷った。 千日前を見つけられなかった私、 暮れゆく浪花の街で人混みに埋もれてゆく私、 グリコのランナーは私を笑顔で見下ろし 振り返ると蟹が脚をバタつかせ、ネオンが鮮やかに光っている。 あんな所へは一人で行くもんじゃないと痛感した17の冬。
何考えて歩いてたんかなぁ、ホンマ(笑) 曲がるべき所で曲がらずして、只ひたすらに直進していた素敵な馬鹿。 もちろん初めて行く場所じゃない、 むしろ自分は「キタ」より「ミナミ」派だと思っていたのに。
そして辿り着いた目的地、なんば花月。 そこで友達の誕生日にゴリエのグッズを買おうと思って来たのだが、 他に色々見てみると「2丁目BOOK」というのが目に付いた。
「買おう」
何故あの時、何故あの時そう思ったのか。 「2丁目BOOK」の隣に「2丁目ワチャチャBOOK」というのも置いてあって、一応両方共手にとって見たのだが「2丁目BOOK」を選んでしまった。 「2丁目」と言うからには、昔のナイナイの事が書かれてあるかも知れない。 あわよくば、他のてんそメンバーやケンコバ等も…… なんてぇ思って買ってしまった。 そう思う事自体が間違っていたとは知る由もなく。
表紙がDT。 中を開ければ若き日のダウンタウンさん。 「おー、若いなー。かこええなー」 ページをめくると、Wコージにハイヒール。 ボブキャッツに非常階段に三角公園USAにまるむし商店にピーチパイ…… そしてリットン調査団。 若い。皆若い。若いが当時の若手が載っていない。
なぜーーーーーーーーーーーっっっっ(叫)!!!
そして巻末の他の本の紹介の所で 当時の若手の事は「2丁目ワチャチャBOOK」の方に載っていると知る。 「2丁目BOOK」 若い彼等を楽しめるのは良いが、どうしようもなくなってしまった。 なんだかあの本は気合いを入れなければ見られない、 眠れない夜に5ヶ月に一度開きたくなる様な本なので、 私の千三百円はいったい何だったのだろうと。
誰か、本気で引き取って頂けませんか? 定価の一割でお譲りします(死)
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