詩作私の中のウミユリ私の中のウミユリやアンモナイトやウミシダはみんなどこかにうずもれてしまった海底深くの砂から顔を出してはるか遠くの波にうつる光の反射顔の見えない鏡を抱いてトンネルの部屋で今もかげろうとくまのぬいぐるみがいるあの人は美しい弱くて強く美しい海草の服に身を包みゆっくりと泳ごう乱反射のように