道化者の憂鬱...紫(ユカリ)

 

 

生温い時間 - 2002年11月29日(金)

共同生活、つまりは同棲してから何年が過ぎたん
だろう?かれこれ3年ちょいくらいになるのかなぁ。
そもそもなんで、一緒に住んだのか今となっては、
あんまり思い出せない。
その頃、きっと好きだったのと、もっと一緒にいたい
話したい、理解したいとか、そういう気持ちがあった
と思う。結婚を前提に同棲する事を親に認めさせて、
今、このザマなのはどうしてなんだろう。

きっと私の考えがとてつもなく甘くて、エゴもあった
のだろうと思う。
それと、一緒に生活していて、なーんか考え方とか違う
んだよなぁ。っていう微妙なズレが大きなズレになり、
脱走する事しばしば、あげくに一緒に住んでいるのに
別れているという状態になっている。
まぁ、酷い話だ。

ただ、私達は籍を入れている訳でもないし、彼の給料で
食わせて貰ってる事もないので、あくまでも対等な付き合い
って事になるのだろうか。
それも善し悪しだったりすると思う。
まぁ、今になっては良かったとも思うんだけれども。
寂しいモンだなぁって思う。

私達が上手くいかなくなったのは、どこからなんだろう?
セックスをするしないで、ケンカになり、ご飯を作る作らない
でケンカになり、まだ販売業をしていた頃に、もうイッパイ
イッパイまで働いて、お局とケンカしてグチを言いまくって
いた時に、君のその話はもう聞けない。と言われて当時、かなり
精神的にもまいっていた私は、あまりにもショックで家に帰って
も何も話せなくなってしまっていた。
それからは、家賃を置きにだけ部屋に帰るような状態になって
しまった。
もうダメ。この人と話したくないと思ったからだ。
こう書くと、彼が酷い人の様だけれども、彼も販売業だったので
彼もイッパイイッパイだったのだろうと今なら思える。

そんなこんなで、別れたいと言いまくり。でも色々と事情があって
引っ越す事が出来なくて、今に至るのであった。

そんな状態だからこそか、一緒に暮らしながら、私は好き勝手やりまくり
だったけれど、さすがに最近は洗濯だって疲れているだろう
からやってあげようとも思うからやっていた。
料理だって、今月はちょっと作った。
掃除もした。
でも、どれにもありがとうって言葉は無かった。

付き合い始めた当初、掃除も洗濯も料理もゴミ捨ても
働きながらやっていた。
疲れてるのに頑張った。せめて皿くらいは洗って欲しくて
言った事があった。

別に、やってくれって俺は頼んで無い。

そう言われてかなり哀しかった。
それから、私も何もやらなくなった。
全てが別になった。
それで上手くいってたから良かったのだろう。
本当に良かったのだろうか???
そこから更にスレ違っていた様に思う。


今回、彼に言われた。



気持ちの無いモノなんか何もいらない。


今日は彼の誕生日だった。


何もしなかった。
せめてと思って煙草をワンカートンあげたけれど
全然、嬉しそうじゃなかった。

まぁ、そうだろうな。

こんな私にここまで付き合ってくれて
本当にありがとう。

ただ、彼の求めているモノと私が求めているモノが
違っていたんだろう。
愛情と言うモノを表現してもお互いに見えなかった
のだろうと思う。
お互いが違う愛情を求めていたんだろうと思う。
そういうスレ違いが、こんな事になってしまうのは
哀しいなぁと思う。

じゃぁ、今からまたやり直せば良いのかもしれない
けれど、私の中で終わってしまったモノは、それでオシマイ
なので、もう立て直そうとかそういう気にはならない。
別に、ヒロがいるからとか、そういう事でもない。

生温い時間が気持ち良かった。
だからダラダラと過ごしていた。
そんな事しても発展性が無い事にようやく気が付いた。
これからが、本当に大変になるだろうけど、
生温い時間は、今はイラナイ。






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