本日のたわごと
DiaryINDEXpastwill


2004年05月30日(日) 技術とハート

同人活動としては開店休業中の私のPhotoshop。
ここの所まともにイラストに彩色した事がありません。
しかし最近別活用でフル回転。今日もその作業をしていました。

今年4月、私の部署の部長が定年退職する時、とあるプレゼントをしました。
部長+彼を慕う女性社員5人の顔写真がプリントされた手ぬぐいです。
部長も他4人も大層喜んでくれまして、相当イイ気分でした。
技としては初歩の初歩で、遊びに行った時の写真から顔だけを切り取り6人バランス良く並べ、
顔色が大体揃うように色調補正して、
個人の横にその人をイメージするグッズを重ね(当然私は酒ね)、
「●●(部長の名前)パパ、愛人の集い」ってロゴを入れただけ。
フォトショ使いさんなら鼻で笑っちゃう作品です。

今、作っているのが友人の出産祝いTシャツ。プレゼントのお金が余ったので作る事にしました。
胸と背中の柄は競馬好きの夫婦なので「うまたせ君」を配しました。
(見つかったら捕まるよ、バッタものだよ)
そして腕のトコロに愛息をワッペン風にしたデザインを貼り付けました。
この愛息部分ですが、子供の顔を切り取り、顔の脇に天使の羽根を付けました。
今回はもうちょっと小洒落たプラスアルファもありますが。
これもまた、先週デモ画面を見せたら、友人一同大喜びでした。

なんか、凄い凄い喜ばれて、とっても嬉しいです。
両方とも、オタク友人に見せたらゴミだと切り捨てられる出来なのですけどね。
でも、どうなんだろ、本来「作品」って自己満足もあるんだけど、
自分以外の人に喜んでもらうもんじゃないのかな。
絵のオタクなぞやっていると、デッサンだの技術だのばなりに目が行っちゃうんだけど、
それって本当はどうでもイイ事なのかもしれないな、なんてね。
高校生の頃、仲間内で漫画の批評をしあう機会があった。
デッサンが狂ってるとか知ったように重箱の隅つつくような批評をしていたら、
1人が怒った事があるんだよね「そんなのどうでもイイ事だ」ってね。
もっと漫画の内容を話し合おうよ、みんなが楽しいと思える漫画が描けるようになろうよ、ってね。
なんかその彼女を思い出した。
今回、私のデザインを褒めてくれた友人は、Photoshpなぞ知らない素人だから手放しで褒めてくれたのも多分にあるけど、
やっぱり私が友人を思って作った気持ちを褒めてくれたんだと思うんだな。
そういうのって、作り手(私)も受け手(友人達)も楽しいよね。
最近、再び技術方面ばかりに目がいきがちだった自分を省みる良い機会でした。

追記
でも、でもね、今回のTシャツをあげる夫婦は、夫婦共にフリーのエディターなんだ。
めちゃめちゃ不安なんだけど(笑)
プロを前に、やっぱりちょっと技術が気になる私でした。

今日の日記長いよねー。


さきめぐみ |MAILHomePage