僅かばかりの後悔を持ちながら、 階段をゆっくりと上がっていった。 洗い流すことの出来ない想いは、 時々夢となって忘れかけていたことを思い出させる。
ふと、目が覚めれば、朝はやってきている。 外は晴れ。 そして、何度もそれを繰り返す。
変化は、ゆっくりと、しかし確実に僕らを呑み込み、 そして蝕んでしまうかのようだ。 抗うことは出来ないことを知っているだけに、 少し、悲しくなる。
明日もまた、朝になれば同じことを思うのだろうか。 叶わないと知っていながら、人は時間を止めようとする。 それに比べたら、ほんの数百キロなど僅かな差でしかない。 遠距離恋愛は、片思いよりもずっと近い。 それよりも、さらに近いところに、君は立っている。日記が今唯一の創造&息抜きだから。まあ、手を抜くところは抜くけど。
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