体調が悪いのに朝の2時に目が覚めてしまい、 それからまた眠りにつくのが大変だった。
結局朝は体調が悪いのを理由に会社に休みの電話を入れる。
午後から会社に行けなくも無かったが、 結局また連絡して一日休みにして貰った。
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朝、ぼーとしながら見ていたテレビの占いは最下位だった。 公園に行くと運勢は回復するということだったので、 まだ日の出ているうちに散歩に出かける。
坂の上の先に公園へ向かう。 公園の周りには数本の桜が満開の花を広げていた。 ひたすら綺麗だった。 3人の母親達が桜通りだね、と話ながら ベビーカーを引いて通り過ぎた。
僕の気分はあまり優れないまま、悪態のような、 口からついた言葉をただ繰り返すだけだった。
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川沿いに足を伸ばすと、桜の下は出店が出ていた。 平日の昼間だというのに人は結構出ていて すれ違うのも大変だった。
水面にすれすれに咲く桜に、 嫉妬のような妙な感覚を覚えながら 歩き続けた。
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小汚いラーメン屋で夕食を済ませ、 悪態をつき続けながら帰路に着いた。 それはきっとそれは本心だ。
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あぁ、逢いたい。
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