訳あって、昨日から今日まで殆ど眠らなかった。 うとうとしては覚醒し、を繰り返す。 作業が終わり、明け方になって酷く体が冷えたので 上着を一枚着たらとたんに眠りに落ちた。 おかげで朝はギリギリ。タクシーを使う羽目になる。
理由はどうあれ、タクシーで会社に行くなんて贅沢だが、 大した金額にならない距離で助かる。 運転手は眠そうな僕を良く見ていないのか、 話しかけてきた。
「天気がこのところ悪くて」 「でもタクシー業界は天気が悪いほうが助かりますけどね」 「いや、でも明日孫の運動会でね」 「明け番だから大変ですけど、中止にならなければ行くつもりで」 「最近はビデオとかデジカメとか凄いですよ」
なんだか遠い世界のような気がして生返事を繰り返してしまうが、 そんな感じでも楽しそうに仕事をしている初老の運転手は なんだか羨ましくも思えた。
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昨日の大雨で濡らしてしまったスーツを間違えてまた着て出てしまい、 なんだか体が湿っぽい。
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当面は未来の自分への投資のために やらなければならないことが山積み。 だが、それをサポートしてくれる友人もいる。
遠い所で頑張っている姿を勝手に想像して、 自分も頑張ろうと思う。
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