403 Forbidden

2006年08月31日(木)

やたら美味くて高い焼き肉を3人で食べた後、
イスラム圏のどこだかの国の料理屋で
トルキッシューコーヒーだか何だかを飲みながら
かなり長い時間話をした。

一人は、
いろいろ失敗をしたけど、それは辛くない、という。
今は多分十分幸せで、その時々の失敗はあったけれども
それ等全てが幸せである今に繋がっているのだから
辛くないのだという。

もう一人は、
失敗に対してニュートラルでいたい、と言う。
事実として受け止め、感情の起伏を押さえて
冷静に対処するのだという。

僕は、失敗をしたら辛いし、後悔する。
取り返す努力も、昇華して乗り越えるのも時間がかかる。
その間、後ろ向きになることは人として自然なことだと
僕は認識している。

かといって、彼らが不自然だと感じている訳ではない。
一方は生まれながらにして真理を知り、
もう一方は努力して悟りを目指している。
僕は、まだ水たまりの中で泥だらけになって喘いでいるレベルだ。
それに彼らのことを理解できても、
彼らと同じものを目指すことはできない。

この手の話題にしては珍しく2対1の構図になっったことで
今日はお開きとなった。

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失敗した、とは言いたくないが、
あのときの選択に未だに後悔を続けている。
そして、まだそれを昇華するところまでたどり着けていない。
その一方で、あの選択はその時点では仕方なかったのかもしれない、
とも思う。
何にせよ、してはいけない嘘をついて廻った。
それが、後悔の元だ。
前向きに、前を向いて、と言う割りには、
多分、ずっと想って行くのだろう。

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精神的な成熟が遅い、遅かったのではないか、と今になって思う。
本来、もっと早い段階で形成されているであろう精神的な構造が
この歳になってようやく築かれつつある、といったような感じだ。
物事に対して深く考えられるようになったのもここ数年。

僕は未熟だった。
未熟な故に何度か選択を誤ったと言い訳するのは簡単だが、
そんなにさっぱりした性格なわけでもない。

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隠すための嘘をつくようなことは辞めよう。
今思うことは、正しく伝えよう。
そう思って、地下鉄でこの文章を書く。


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