消息






2006年02月11日(土)


 この作家が好き、この画家が好き、etc.というのは確かに傾向としてあるけれど、おなじひとが造ったものでも、これはわたしに響く、これは響かない、というのがあるよね。それは、ただ単に、こちらが「響く」体勢に居ないからということもあるし、体質的に合わないというものも、ある。いろいろ。
 取り敢えず、全部が全部、響くわけではない。それはこう、なんていうか、当然のことの様な気がするのだけれど、狂信者みたいなタイプのひともこの世には存在するわけで。まあそこいらのことは俺はよく理解出来ないけれど。

 傾向、だけで語ってしまえば、「時間の止まった様なもの」に、惹かれる傾向には、ある。ようだ。言葉足らずだが。個別具体名をあげるとすれば、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』とか、『羊男のクリスマス』(佐々木マキの絵も惹かれる)とか。あと、挿絵がきれいなもの、文章が詩的なものに惹かれる傾向も、ある。な。
 それから、ものすごく抽象的で、普通に意味が全然分からないのだけれど、ただ惹かれる、ということが、結構ある。なにがどうなのかまったく説明できないのだけど、すきなのだ、そういう場合。本当にまったく説明出来ないので、すこし困って、途方に暮れたり、しているのだけれど。


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