友人Sの弟がアコーディオンで参加している舞踏を見た。 メインは、上から下まで、そして顔も肌も白で固めた、舞踏家。
最初の数分は、まったく動いているようには見えなかったし、 楽器からも音は出ない。
そのうち、少しずつ動き出す。やや病的に。 その様は、僕に能を思い出させた。
そして、時とともにそれらは変化していく。 時に、ただ立っているだけ。 時に、狂おしく。 時に、切なく、 時に、求めながら。
アコーディオンという楽器は、 僕に生命の呼吸や、潮の満ち引きを思い起こさせる。
舞踏はパフォーミングアーツの中でも、 僕が特に疎いジャンルだ。 手始めに今度、「山海塾」の集団舞踏を見てみたい。 今Webサイトを調べたら、 次日本に帰ってくるのは、今年の9月-10月か。
ずいぶん待ち遠しくなりそうだ。
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