"A" Jam Blues

2003年04月08日(火) 靖国神社の夜桜能

靖国神社の夜桜能を見た。
幸い天気はよく、ときおり風で桜吹雪が舞う中で
見る能というのは、まことに趣深いものです。
能というのは、かなりの部分が聴衆の想像力に
任されている。
たいした舞台セットも照明もないので、
ことばから、情景を想像しなければならない。
そういう意味で、ふつうの演劇以上に
かなり抽象的な芸術である。
たとえ題材が断ち切れない愛であっても、
かなりストイックな感じがする。
遅い夕食をとるため、靖国神社から歌舞伎町まで
タクシーで行って、欲望にあふれた街を見たとき、
特にそう思った。


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