"A" Jam Blues

2003年06月05日(木) ごちゃごちゃしたプレゼンテーション

日本の人はやっぱりプレゼンテーションに
文字を詰め込みすぎる傾向があるなあ。

読めないほどいっぱいの文字。
スライド3枚で表現するくらいのものを
1枚に入れています。

結局、日本のビジネス界にはシンプルであるものを
美徳するとする文化がないのかなあ?
いや、そんなことないぞ。
料金体系のシンプルさを売り物にしている
電話サービスがあるぞ。
じゃあ、なぜあんなにごちゃごちゃ詰め込みたがるのか。

この傾向に対する二つの見方を示して、
強引な説明をつけてみる。

ひとつは狭いところにいろんなものをごちゃごちゃと配備する
のが得意なのは、日本人に特技だと思う。
東京という街自体がそうだし、コンパクト化した携帯電話、
箱庭もそう。

もうひとつは、相手の視点にたち、論理的に相手を
説得する視点の欠如だ。
そのスライドで本当にいいたいこと(=結論)に
結びつかないことは、紛らわしいから消すべきなのだ。
そう、焦点をぼかすような要素を除く、
これがなかなかできないのである。
たとえば、履歴書もそう。
職務経歴書になんでもかんでも応募する企業の
ニーズからずれるものまで盛り込む。
多かれ少なかれ、相手の求めている人材に対する
自分の経歴が根拠に見えるように書く必要があるのだが、
これが意外に苦手なのですね。
自分に関係なさそうなものでも、
まじめに読む。これが、横着な欧米人にはない、
日本人のまじめさなのかな。(笑)


 < 過去  INDEX  未来 >


あしだ [MAIL] [HOMEPAGE]